健康について書いていきます！
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新型骨粗しょう症
テレビ「ためしてガッテン 死亡率８倍!? あなたを襲う新型骨粗しょう症」を観ました。骨密度が１１９％もあったのに、自覚症状が無いまま骨折したという人が紹介されます。検査の方法も無いなんて、驚きです！骨粗鬆症は、カルシウム不足というイメージがあったのですが、今回は新しい情報がありました。くわしく番組ＨＰにものっていますよ
（おもな内容）
・骨の強さ＝骨密度が高い＋しなやかさ！
・骨の内部のカルシウムの中に、鉄筋のようにコラーゲンがあって、コラーゲン同士が、梁（はり）でつながっている
・良い梁と悪い梁がある。高血糖、糖尿病になると、悪い梁がコラーゲンの間をつないで、ガチガチになり、しなやかさがなくなる
・重力をかけると骨芽細胞が働き、コラーゲンと良い梁ができ、しなやかな骨ができる
・骨芽細胞を刺激するには、重力がかかる運動が必要。軽いスクワット、ウォ－キング、ジョギングなど
・骨芽細胞が出す酵素を活性化させるビタミンＢ６、不足すると悪い梁ができる原因になるビタミンＢ１２、葉酸をバランスよく食べることが大切！
（Ａさんのケース）
・自覚症状が無いのに骨折と診断される。第１２頚椎（けいつい）がひしゃげたように折れていた
・６２才のＡさんは、仕事もしっかりして、旅行したり活発だった。食事は魚が中心。カルシウムたっぷりのひじきが大好物
・Ａさんの骨密度は、手首：８３％、大腿骨：１１３％、背骨：１１９％（骨粗しょう症と診断されるのは骨密度が７０％を下回る）
・痛みがなく、検査を受けるまで気がつかなかった
＊
（背骨の骨折による影響）
・腰痛の原因になる
・内臓が圧迫され、逆流性食道炎を起すことがある
・肺が圧迫され、肺の機能が低下し、肺炎にかかると治りにくくなる
・脊髄が圧迫され、下半身がしびれたり、麻痺することがある
→背骨は１個折れると、隣の骨にも圧力がかかり、圧迫骨折が起こることがある
（骨の強さ＝骨密度が高い＋しなやかさ）
砂糖水に骨を２ヶ月つけると、黄色い骨になる。Ａさんと同じタイプの骨
普通の骨 黄色い骨
骨密度 ２２３ ２１０
内部の見た目 ぎっしり ぎっしり
強度試験 ６４秒 ４１秒 →骨の真ん中を一定の速度で押していく
８３ニュートン ５８ニュートン →そのときの力
たわみ １.２ｍｍ ０.７ｍｍ →どれくらいたわんでいたか
→黄色い骨は普通の骨に比べ、しなやかさが足りない
→しなやかさの元はコラーゲン
→しかしＡさんはコラーゲンが足りていた
＊＊
（コラーゲンをつなぐ良い梁と悪い梁）
＜正常な良い梁の場合＞
・ＣＴスキャンで骨の内部を解析すると、カルシウムの中に、コラーゲンが鉄筋のように映っている
→無数のコラーゲン同士が、梁（はり）でつながっている
→しなやかで、丈夫な骨がつくられている
・コラーゲンを柱とすると、それをつなぐ梁がある
・梁は決められた場所だけに、正しくコラーゲンをつなぐようにできている
・丈夫でもあり、しなやかに動く
＜砂糖水（しょ糖）につけた場合＞
・良い梁によく似た悪い梁が、コラーゲンにべたべたくっつく
→丈夫にはなるが、ガチガチで、しなやかでなくなる
→Ａさんは骨密度１１９％だったのに、高血糖、糖尿病でしなやかさが失われてしまった
→背骨を骨折するリスクは、糖尿病の場合、男性の場合４．７倍、女性の場合１．９倍、正常な人に比べてリスクが高まる。糖尿病は予備軍を含めると２２００万人
→Ａさんは、小さなミクロの傷が毎日少しずつ進行し、骨折してしまった
（先生の話）
・海外のデータで、症状のある骨折での死亡率は、骨折のない人に比べ８.６倍に上昇する
・高血糖以外では、動脈硬化の人は注意が必要。血管と骨は関係がある。コレステロールが高い人、生活習慣病一般の治療をしている人で、閉経後５０才以上の女性は骨密度、しなやかさ両方が大事なので相談して欲しい
・悪い梁は、糖が化学反応したもの
・検査方法はまだできていない
＊＊＊
（対策）
・重力をかけると骨をつくる骨芽細胞が働く。コラーゲンも梁も骨芽細胞がつくる
・骨芽細胞は骨に力が加わると、それを感じ取り、コラーゲンを増産する
・骨芽細胞は良い梁を作る酵素も作り、しなやかな骨ができる
・骨芽細胞を刺激するには重力がかかる運動が必要。水泳以外の運動。軽いスクワット、ウォ－キング、ジョギングなど
・ビタミンＢ６：骨芽細胞が出す酵素を活性化させる
→まぐろの赤身、かつお、サーモン、鳥のささみ、大豆など良質なタンパク質
・ビタミンＢ１２：不足すると悪い梁ができる原因になる
→サンマ、いわし、あさり、しじみ、はまぐり
・葉酸：不足すると悪い梁ができる原因になる
→ブロッコリー、ほうれんそう、春菊、枝豆、アスパラガス
量ではなくバランスよく、欠けるものがないように、とることが大切！
（注意）今現在、骨粗しょう症と診断を受けている人は、運動がきっかけで骨折してしまってはいけないので、医者と相談して下さい、と説明がありました
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