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江 姫たちの戦国 第１１回 猿の人質
江（上野樹里）茶々（宮沢りえ）初（水川あさみ）は、北庄城下の秀吉の陣へ連れて行かれます。兵にうながされて行くと、石田三成（萩原聖人）から報告を受けた羽柴秀吉（岸谷五朗）が「お市様！」と泣きわめいていました。ちょっとわざとらしい（笑）
市から秀吉への手紙には「娘たちにゆめゆめ邪心を抱かぬよう。その儀、お約束いただきたい。我が一命にかけて願いあげ候」と書いてありました。父である浅井長政と柴田勝家、母の市まで奪われ、茶々は「私たち姉妹がそなたを許すことは生涯ありません」と言います。江が一瞬、織田信長（豊川悦司）に見え、秀吉は驚きましたね
市（鈴木保奈美）はあの世へ旅立ったのに、心が離れようとせず、三姉妹を見つめます。呼びかけられた江は目を覚ましました。三姉妹とサキ（伊佐山ひろ子）ウメ（和泉ちぬ）ヨシ（宮地雅子）は、秀吉の命で安土城へ向かいます。天守が焼け落ち、ありませんでしたね
おね（大竹しのぶ）とともに待っていたのは、京極龍子（鈴木砂羽）です。浅井長政の姉・京極マリアの娘、つまり三姉妹とは従姉妹（いとこ）とわかり、安心します。ところが、龍子の夫は明智光秀に仕え殺されたのに、秀吉の側室になったとわかり、三姉妹はビックリです
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千宗易（石坂浩二）は茶を点ててくれました。宗易も幼い頃に母親を亡くしたと言い「早うに母が逝ってくれてよかったと思いますわ。母親が死によってこそ、学べる教わることがあるさかいな。もうおられまへん。それを生かす道を探しなさい。それもまた亡くなられた母上の教え。お心にかなうこと違いますやろか。ありがたいこっちゃ」とアドバイスしてくれます
茶々は「宗易様の言われた通りじゃ。母上はもうおられぬ。悲しみに暮れていてもそれは変らぬ。それを私たちに伝えんがため、ああまで言うて下さったのであろう」と切り替えました。江も、おねも会うのが心苦しいはずなのにと同意します
３人の侍女を下がらせた茶々は「今日は我らを許そう。母上を思うて泣くことをじゃ」と言いました。しかし我慢できない初は、市との別れのとき、江が「私が死んだら、また母上に会えまするか」と言ったことを責めます。もし江が市を止めていたら、というのです。茶々は「それは違うぞ。江の言葉で母上は救われたのじゃ。思い残すことなくこの世を去られたのじゃ」と味方します。泣き出す初に、茶々は「そなたも辛い思いをしたのじゃな」と声をかけましたね
三姉妹は市からの形見を取り出し、涙します。茶々は「もう母上を思うて泣くのは、今日を限りにしたいと思う」と言いました。初が「私はこうして姉妹三人そろうていることに感謝いたしとう存じます」と話すと、茶々と江は意外な言葉と和やかになりましたね
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おねと龍子から着物をもらって、三姉妹は笑顔を見せます。初だけは着物だけでなく、お菓子ももらって、うれしそうに口にしてました（笑）
織田信雄（山崎裕太）に責められ、織田信孝（金井勇太）が切腹したという知らせが入ります。後ろで秀吉が動いたと知り、茶々は「織田家を根絶やしにしようとしているのでは」と心配しました
信雄は徳川家康（北大路欣也）に秀吉を攻めるよう言いますが、家康は気の落ち着く薬をくれます。酒井忠次（桜木健一）が毒見をしたので、信雄は一気に飲み込みますが、はきだしてしまいましたね。信雄が帰った後、本多忠勝（苅谷俊介）から狙いを聞かれますが、家康ははぐらかします
秀吉が信長の一周忌を勝手に行ったり、大坂に安土城より大きな城を作ろうとしている話が入っていきました。秀吉が安土に来ていると言うので、江がそちらへ向かいます。追いかけていったヨシがまた転んでましたね（笑）
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江が秀吉の所へ行くと、三法師が抱きついてきます。おねと龍子もいました。遅れて初、そして茶々もやってきます。茶々の姿を見て、秀吉はボーとして口を開けました。茶々が信孝を殺された訳を聞き、天下取りではとたずねますが、秀吉はあいまいな答えです
秀吉の茶々を見る目に気がついて、江は茶々と初を連れ出しました。おねも気づいたようです。江は「姉上は私たちを守ると言って下さいました。姉上はこの私が守ります。羽柴秀吉、猿からでございます」と茶々に言い、秀吉の方を向いて両手を広げましたね
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