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LOH症候群 治療法
テレビ「ためしてガッテン 600万人を襲う!謎の不元気症候群」を観ました。元気がなくなったと思っていたら、男性ホルモン・テストステロンの低下が原因のLOH症候群だったという内容です。さまざまな機能低下や病気につながっているんですね。男性ホルモンが低下したダビデ像には笑いました(笑)番組の内容はHPにも詳しくのっていますよ!
日本の自殺率のグラフで、男性が多くなっていることが示されました。原因の多くは、うつと考えられていますが、LOH症候群(ローしょうこうぐん)(Late-onset hypogonadism:加齢性性腺機能低下症候群)が原因の1つであることがわかってきたそうです
(おもな内容)
・LOH症候群は、男性ホルモン・テストステロンが減ることにより引き起こされる
・テストステロンの働きは、性機能、体毛、筋肉、認知機能、ストレス耐性、脂肪蓄積抑制、血管機能、骨の形成。女性にもテストステロンはあり、筋肉を作る重要な働きをしている
・強いストレスが続くことが、テストステロン低下の1番の原因。ストレス→テストステロン低下→ストレス耐性低下→ストレス→・・・という悪循環となり、LOH症候群が重症化し、重いうつになる
・テストステロン低下によるうつは、LOH症候群の専門的な治療が必要!
・LOH症候群チェックシートの紹介
・治療法は、男性ホルモン補充療法を行う。筋肉にテストステロンを注射する。だいたい6割の症状が改善する
・専門医の判断で行えば、副作用は少ない。ただし前立腺がんの治療中の方は適用にならない
・予防法は(1)毎日の運動(2)活発に会話や交流をし、脳を使う(3)たまねぎを食べる
(Aさん(44才)のケース 一気に年をとったような)
・ギターが大好きだったが、4年ほど前から元気がなくなり、気持ちが前に出なくなり、ギターを弾く気力がなくなった
→症状は、不眠、抑うつ、激太り、肩こり(生涯1度も肩こりがなかったのに)
→診断は、軽いうつ病。睡眠薬や抗うつ剤を処方されるが、症状はまったく改善せず、4年間悩まされる
→LOH症候群と診断され、治療を受けて元気になる
(Bさん(73才)のケース 老衰で死ぬと思った)
・毎日1時間以上歩くのを日課にしてきたが、体中の筋肉が落ち、5分歩くだけで疲れ、急激な体の衰えを感じる
→症状は、衰弱、筋肉痛、頭痛、激やせ
→診断は、がん?脳血管障害?と疑われ、たくさんの検査を受けたが原因がわからず、1年間悩まされる
→LOH症候群と診断され、治療を受けて2ヶ月で元気になる
*
(男性ホルモン・テストステロン)
・LOH症候群は、精巣で作られる男性ホルモン・テストステロンが減ることにより引き起こされる
・マウスの実験で、テストステロンの働きを抑えると、まるまると太る。内臓脂肪をためてしまう
・ラットの脳の海馬(記憶や認知機能をつかさどる器官)で、テストステロンが減ると、神経細胞・シナプスの数が減少する。すると記憶やストレスに対抗する能力が下がる
→人でもLOH症候群になると、脳の中のテストステロンの濃度も下がると思われる
→認知機能やうつに対抗する力が、低下していって、うつ症状が出ることがある
・テストステロンの働きは
→性機能、体毛、筋肉、認知機能、ストレス耐性、脂肪蓄積抑制、血管機能、骨の形成
・女性にもテストステロンはある
・最新の研究で、テストステロンが減ると、がん、心臓病、骨折のリスクが高くなることもわかってきた
・テストステロンの低い男性は、早く亡くなることもわかった
(テストステロンの量の変化)
だ液からテストステロンの量を調べました
・年代別では、20代:148、70代:50(pg/ml)→20代の方が多い
・体重別では、ぽっちゃり型の人たち:78、やせ型の人たち:97→やせ型の方が多い
・さらにプロレスを観た後から測定しました
→負けた方の選手を応援していた、20代:変わらず、やせ型:5%ダウン↓
勝った方の選手を応援していた、70代:21%アップ↑、ぽっちゃり型:34%アップ↑
→「やった!」と興奮すると、テストステロンが増える
・結婚すると、テストステロンは下がる
→動物のオスはメスを獲得するため、戦いに勝利する力強さや攻撃性を備えてきた
→その攻撃性はテストステロンに由来する
→しかし結婚すると、女性を獲得するため、テストステロンが減る
・ジェットコースターに乗ると、上がる人と下がる人がいる
→興奮する人はテストステロンは上がるが、ストレスを感じる人はテストステロンは下がる
・テストステロンの1日の変化を調べると
→20~30代が多く、次が70代、一番低いのは40~50代
→ストレスが多い40~50代のテストステロンが減っていた
**
(悪循環)
・うつの主な原因は、ストレスとされている
・テストステロンが減ると、脳がストレスに耐えられなくなる、ストレス耐性低下
→すると、ささいなことでストレスを感じる
→ストレスを感じると、テストステロンが減る
→ストレス耐性低下
→ストレス→テストステロン低下→ストレス耐性低下→ストレス→・・・
→LOH症候群が重症化し、重いうつになる
→テストステロン低下によるうつは、LOH症候群の専門的な治療が必要!
(先生の話)
・強いストレスが続くことが、テストステロン低下の1番の原因
・やりがい、意欲的にできることがあったり、自分の存在を認めてくれるような仕事や職場があったり、仲間や同僚が支えあってくれる場合、ホルモンの低下は少ない。それがなくなると、LOH症候群になりやすい
・600万人というのは、うつでなくても、体の症状もある。気持ちは元気でも、どこか体が痛いという場合が多い
・「LOH症候群チェックシート」で、50点以上の人は、すぐに病院へ行った方が良い
・基本的な治療法は、減っているテストステロンを足す男性ホルモン補充療法を行う。筋肉にテストステロンを注射する。早い人は1回注射しただけで元気になる。見ている風景がモノクロだったのが、カラーになるくらい元気になる方もいる。だいたい6割の方の症状が改善する
・副作用が心配だが、専門医の判断で行ってもらえれば、副作用は少ない
・ただし、前立腺がんの治療をされている方は、適用にならない
・うつに移行する段階に気づいもらえれば、止まる可能性がある
(LOH症候群チェックシート)
・以下の1~17の項目について、それぞれ点数をつける。なし(1点)軽い(2点)中等度(3点)重い(4点)非常に重い(5点)
・重症度は、17~26点:なし、27~36点:軽度、37~49点:中等度、50点以上:重度
・50点以上の人は、専門医に診てもらうことがおすすめだそうです。チェックシートは、番組HPからもダウンロードできますよ
(1)総合的に調子が思わしくない
(2)関節や筋肉の痛み
(3)ひどい発汗
(4)睡眠の悩み
(5)よく眠くなる、しばしば疲れを感じる
(6)いらいらする
(7)神経質になった
(8)不安感
(9)からだの疲労や行動力の減退
(10)筋力の低下
(11)憂うつな気分
(12)「絶頂期は過ぎた」と感じる
(13)力尽きた、どん底にいると感じる
(14)ひげの伸びが遅くなった
(15)性的能力の衰え
(16)早朝ぼっ起の回数の減少
(17)性欲の低下
***
(LOH症候群の予防法)
(1)毎日の運動
・長野県では「てっぱん体操」と名づけ、1日15分の運動をしていました。連続テレビ小説の放送時間15分間から取ったそうです。テレビを観ながら出来る体操で、ひざの上に、タレントの写真を置いて、キスをしようと、足を上げる運動などをしてましたね(笑)
→3ヶ月続けると、テストステロンが9%アップし、女性も55%アップした
→女性の体の中でも、テストステロンは筋肉を作る重要な働きをしている
(2)活発に会話や交流をし、脳を使う
・ラットの脳の海馬の断面の写真で、黄色く光っている部分がある。テストステロンが脳で合成されている証拠
→体の精巣が衰えても、脳は自分でテストステロンを合成できる
→脳の認知機能を高いまま維持でき、ストレスに強い状態を保つこと可能
→活発に会話や交流をし、脳を使うことが、脳のテストステロンを維持するのに良い
(3)たまねぎを食べる
・たまねぎには、含硫アミノ酸という成分が含まれていて、含硫アミノ酸がテストステロンの合成を誘導する
→含硫アミノ酸を4ヶ月マウスに与えると、血中のテストステロンが2倍に増えた
→人間に置き換えると、1日たまねぎ1/2個
→たまねぎをカットして時間がたつと、酵素が含硫アミノ酸を壊してしまう。切って長く置いてはダメ
→酵素は熱に弱いので、切ってすばやく加熱すれば、酵素はなくなり含硫アミノ酸だけが手に入る
→水に溶けやすいので、ゆでる場合は煮汁ごと食べるのが良い。カレーライスに入れると良い
・にんにくなどのネギ属の食材にも同様の効果が期待できる
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