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龍馬伝 第２０回 収二郎、無念
平井収二郎（宮迫博之）の最期となりました。平井加尾（広末涼子）からの手紙で知った坂本龍馬（福山雅治）は何とも言えない気持ちになったでしょう。笑える場面がありましたけど、やはり悲しい回となりましたね
坂本権平（杉本哲太）が大坂の専称寺の勝塾へとやってきました。講義を受けていた龍馬とすぐに会えると思ったら会えません（笑）京へ発ったばかりで、入れ違いです。権平の顔を見て、甥の高松太郎（川岡大次郎）がかけより、近藤長次郎（大泉洋）沢村惣之丞（要潤）望月亀弥太（音尾琢真）千屋寅之助（是近敦之）が集まります
武市半平太（大森南朋）は山内容堂（近藤正臣）に面会しに行きますが、ニカッと笑った後藤象二郎（青木崇高）が応対しました。収二郎に吉田東洋を殺したのは誰か尋問していると象二郎が言うと、半平太は「東洋様は時勢を見る目をお持ちではありませんでした」と強気です。象二郎は「おじ上を殺したのは勤王党に違いないと思っている」とせまります。収二郎が痛めつけられている場面は本当にむごいですね
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岩崎弥太郎（香川照之）が材木を買って欲しいとやってきて来ますが、乙女（寺島しのぶ）伊與（松原智恵子）千野（島崎和歌子）春猪（前田敦子）にうちわで追い返されてしまいました。一方、権平は佐藤与之介（有薗芳記）の訓練を受けることになります（笑）
勝海舟（武田鉄矢）は龍馬に、日本は幕府や公家や各藩から成っていて異国にとって扱いずらい、見る方向によってまったく違うと話しました。収二郎のことを相談すると、東洋を闇討ちにしたので武市たちが悪いと言い捨てます。勝は龍馬に、勝塾のため１千両を借りに、松平春嶽（夏八木勲）のところへ行って欲しいと頼んできました
半平太は「収二郎のことを心配するな。悪いことはしていない」と話しますが、加尾は岡田以蔵（佐藤健）に人斬りをさせていると責めます。弥太郎が木材が売れないと嘆いていると、喜勢（マイコ）がなぐさめてくれました。弥太郎が泣きながら嫁に来てくれた訳を聞くと、喜勢は「よく当たる占い師から、くそまみれの男が幸せにしてくれると言われた」と告白します。ずっと不思議だと思っていたので、これで納得です（笑）
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福井城へ行った龍馬は松平春嶽に頭を下げました。「わしら勝塾は必ずその金を生き金にしてますき。死に金は物と引き換えに支払うだけの金。けんど生き金は使こうた以上の金が何倍にも何十倍にもなって帰ってくる金」と説明すると、春嶽は１千両を貸してくれます
春嶽の横にいた熊本藩士・横井小楠（山崎一）は煎餅を食べながら、デモクラシーについて話しだしました。龍馬と意気があうと思っていたら、収二郎のことはおかしいと言い出します。「今まで値打ちのあったもんが、古びて用なしになっただけのことたい。世の流れを作っているのは人間ばってん。世の中の流れから見れば、１人の人間など、けしつぶほどのもんでしかなか。平井収二郎も武市半平太もな」
半平太が容堂に直談判しました。容堂はカブトムシと遊びながら「藩は断りなく朝廷に取り入ったその罪で裁くだけじゃき」と言います。しかしそれは切腹でした。半平太が泣きながら伝えると、収二郎は「切腹は武士の誉れですろ。ありがたき幸せ。加尾に伝えてつかわさい。兄は間違っておらんと。兄は幸せじゃったと」と泣き崩れます
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権平がすっかり勝塾の訓練になじんでいる所へ、龍馬が戻ってきました。権平は龍馬を連れ戻しに来たのですが「みんなが一生懸命じゃいうのがようわかった。土佐に戻るのはいつでもいいき、おまんは自分の決めた道を進んでいきや」と言ってくれます。龍馬は「１０年後には必ず堂々と土佐に帰ってもどれる帰れる男になりますき」と答えます。権平の訓練もムダではなかったですね
龍馬は加尾からの手紙で、収二郎の切腹を知りました。加尾は間違えたことをしていないのに、兄が切腹させられた訳がわからないと書いています。龍馬は「その通りじゃ、加尾。こんな理不尽が、まかり通ってええがか。人の命いうがはそんなもんがか」と悲しみました
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