第２部がはじまりましたね。明治１５（１８８２）年、郵便汽船三菱社長の岩崎弥太郎（香川照之）が土陽新聞の坂崎紫瀾（浜田学）から取材を受ける場面です。第１回もこの場面から始まったのでした。弥太郎は坂本龍馬（福山雅治）が嫌いなので他のことを話そうとします（笑）今回は、武市半平太（大森南朋）が岡田以蔵（佐藤健）の心をつかみ、人斬り以蔵に仕立てる場面が出てきて、なんともいえなくなりましたね

文久２（１８６２）年、半平太は柴田備後（北見敏之）とともに、藩主の山内豊範（染谷将太）に上洛をせまっていました。攘夷決行を帝にお願いに行くというのです。京では久坂玄瑞（やべきょうすけ）桂小五郎（谷原章介）らが攘夷実行計画を固め、江戸城では勝麟太郎（武田鉄矢）が海軍設立の必要性を説いていました

後藤象二郎（青木崇高）は、吉田東洋（田中泯）暗殺の犯人を龍馬とにらみ、弥太郎と井上佐市郎（金山一彦）に龍馬を捕らえるよう命じます。話を聞いた喜勢（マイコ）は「後藤様はもう終わった人やろ。もう土佐は反東洋派の天下になったがですよ」と反対します。しっかりしてると美和（倍賞美津子）は感心。弥次郎（蟹江敬三）は「あの男ならやるかも」と酔っ払ってます（笑）

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大坂で溝渕広之丞（ピエール瀧）は沢村惣之丞（要潤）に、かつをのたたきをごちそうしてあげていました。おいしそう！しかし惣之丞だけでなく龍馬も脱藩したと聞いて、広之丞は驚きます。ダップンじゃない（笑）大坂住吉陣屋についた山内豊範ははしかにかかってしまいます。半平太や平井収二郎（宮迫博之）たちはいらだち、以蔵に当たりました。以蔵は１人になり「どうしてわしだけ…」と泣きます

弥太郎と井上佐市郎も大坂へやってきました。佐市郎が席をはずしているところへ、龍馬がやってきました。龍馬は髪がぼさぼさで顔も汚れていますが、ハイテンション！弥太郎が声をかけると、龍馬は笑顔で答えました。薩摩へ行ったが見張りがいて入れなかったと話し、知らない土地をあっちこっち歩くのは楽しいとうれしそうです。脱藩の訳を聞かれた龍馬は、真顔になって東洋暗殺は自分でないと答えました

佐市郎が戻ってきて、龍馬を捕まえようとします。龍馬は助っ人の着物を斬って、あっという間に佐市郎を追い返してしまいました。龍馬は「日本は今、いまだ誰ちゃあ見たことない時代を迎えちゅう。攘夷派と開国派の戦いは、この先ますます激しくなるろう。そしたらこの先、血なまぐさい時代が来るかも知れん。あまんはそんなことに関わっちゃいかんぜよ。おまんは親兄弟のことを考えとったほうがええ。このまま土佐へ帰れ」と去っていきます。すごみのある男に変った龍馬を見て、弥太郎は土佐へ帰りました

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龍馬は門番をしていた広之丞に頼み込んで、半平太と面会します。半平太が土佐勤王党は殿様を動かす力を持ったと自慢げに話すと、龍馬は半平太の言うとおりになったと認めながらも「もうやめてつかわさい。自分の思うとおりにするために邪魔なもんを殺すいうのは間違ごうちゅう」と言いました。半平太は戻って来いと誘いますが、竜馬は「わしは土佐を捨てた男ですき」と答えます

以蔵が酒を飲んで泣いていると、半平太が「わしはの、気楽に話ができる仲間が欲しかったんじゃ。役目から離れてわしの悩みを聞いてくれる仲間を。そんじゃきお前を役付きにせんかった。おまんだけは昔のまんまでおって欲しかったけんの。つらい思いをさせてすまなかったの」声をかけてきました。以蔵は「わしのことをそんな風に思って下さったとは」と大感激します

半平太が悩む表情を見せると、以蔵は「わしに言うてつかわさい。それで先生の気が晴れるかもしれんがです」と言いました。半平太が土佐から追っ手が来ていると打ち明けると、以蔵は「その追っ手はおらんなったらええんですか。先生、わしにひと働きさせてつかわさい。先生のために働きたいがです。わしが先生のお役に立ちたいがです。誰ちゃに言いません。わしが勝手にやったいうことにしてもろうてかまいません」と頼みました。半平太は「おまんだけがわしの友達ぜよ」と答えます。半平太はみごとに以蔵の心をつかみましたね

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以蔵は酔っ払っている佐市郎に斬りかかります。でも腰がすわっていない、うわついた感じで、最後はやっと後ろから首を絞めて倒しました。みんなを前に半平太は「お殿様がようやく回復された。明日の朝、京へ向けて出立ぜよ！」と叫んだ後で、以蔵にアイコンタクトします。佐市郎の死体を見た龍馬は、半平太のしわざと感じたようですが、まさか以蔵が手を下したとは思わなかったでしょうね