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糖尿病の新薬 インクレチン関連薬
 テレビ「ためしてガッテン 血糖値を下げたい人へ 効果最速の秘策」を観ました。糖尿病についての第9弾だそうです。これまで伝えてきたのは「生活を改善しなさい」ということでしたが、今回は2型糖尿病の新薬・インクレチン関連薬の話でした。くわしい内容や関連情報は、番組HPにのってます
 
(おもな内容)
・糖尿病の治療は、1日に計8回も投薬や注射しなくてはならず、また自覚症状がなく、薬の効果を実感できないため、薬を飲み忘れなどで、糖尿病の悪化する場合がある
・食事を取らずに、薬を飲んで血糖値が下がる「低血糖」の危険もある
・新薬「インクレチン関連薬」の紹介
・インクレチン関連薬は、すい臓をめざめさせるインクレチンホルモンの作用を強める薬剤。いつでもインスリンを出せる状態にしてくれる
・インクレチン関連薬のメリット(1)高血糖の状態が短くなる(2)低血糖が起きない(3)投与回数は1日1~2回
・1型糖尿病の方や2型糖尿病を長期間患っている方は、使うことができない。使用には、糖尿病の専門医とよく相談して使う
・糖尿病のためのダイエットは、今の体重から4%減らせば良いことがわかった
・「はかるだけ血糖値」の紹介
 
(Aさんのケース)
タレントのグレート義太夫さんの例が紹介されました。糖尿病の合併症から腎不全になり、人工透析を受けているのです。透析は週に3日、1日5時間にも及びます
・15年前に糖尿病と診断された。父親も糖尿病で亡くなっていたので、食事を野菜中心に変えた
→毎度の食事の前後に飲み薬(3食×2)朝と晩にインスリン注射(2回)の計8回
→当初は飲み忘れしないよう気をつけていたが…
→糖尿病にほとんど自覚症状がなく、飲んでも飲まなくても変わらないと、薬の効果を実感できない
→薬を飲み忘れ、糖尿病の悪化し、腎不全となる
 
・糖尿病患者とその予備軍は2210万人
→そのうち、治療を受けているのは3割ほど
→その半数が治療を途中でやめてしまう
※ 糖尿病予備軍は、血糖値が110以上126未満(mg/dl)
 
(糖尿病と腎臓の機能)
・腎臓は体のろ過装置。毛細血管が網の目のようにびっしり張り巡らされ、血液中の老廃物をこし取っている→ところが血液中の糖の濃度が高くなると、血管がふさがり、ろ過ができない
→毛細血管が集まる腎臓は、糖尿病でダメージを受けやすい器官

 *
(低血糖)
・低血糖で救急搬送された方の映像が紹介されました。食事を取らずに、いつも通りの薬を飲んでしまったのです
→血糖値が極端に低下すると、脳に糖が行き渡らなくなり、意識が混濁し、最悪の場合、死に至ることもある
・血糖値が126(mg/dl)以上で、薬を飲んで、血糖値が126以下に下がる
→しかし食事が少ないときなど、血糖値が低いときに、薬を飲むと、血糖値が70以下に下がり、低血糖になる
 
(アメリカドクトカゲ)
新薬開発のきっかけとなったのは、アメリカアリゾナ州のアメリカドクトカゲでした
・アメリカドクトカゲの販売価格は50万円!
・エサは1週間~10日に1度。砂漠で生きているので、食べられるときに食べる
・エサを与えた後の血糖値を測定する
→26(食前)→28(食後30分)→21(食後1時間)→28(食後1.5時間)→20(食後2時間)→血糖値が変わらない
 
(すい臓の働き)
<人間の場合>
・食べ物が体に入ってくる
→分解されて糖になる→糖が血液中を流れる
→”小腸”が血液中に糖が増えたと気づくと「糖がくるぞ」と「おしらせ物質」がすい臓に伝える
→すい臓が目をさまし、インスリンを出す
→インスリンが糖を細胞にしまう
 
<アメリカドクトカゲの場合>
・食べ物が体に入ってくる
→”口”に入った途端に「糖がくるぞ」と「おしらせ物質」がすい臓に伝える
→すい臓がすぐに目をさまし、いつでもインスリンを出せる状態になる
→糖がすい臓にやってくると、インスリンが即座に出る
→インスリンが糖を細胞にしまい、血糖値が上がらない
→たくさん一度に食べると、血糖値が上がりすぎて、命の危険があるので、血糖値を上げない仕組みを、進化の過程で、トカゲは身につけたと考えられる
 
**
(新薬・インクレチン関連薬)
糖尿病の場合、すい臓が目覚めるスピードが遅く、インスリンの出も悪い
→トカゲの「おしらせ物質」の新薬・インクレチン関連薬を血液中に入れておく
→すい臓はいつも目覚めている
→すい臓は目覚めているので、血糖値が少なくなったら、インスリンは出さなくて良いという正しい判断ができる
・人間の「おしらせ物質」はすぐに分解されるが、新薬はなかなか分解されない
→1日1~2回でOK
 
・すい臓をめざましてくれる「おしらせ物質」が出る。それは、インクレチンホルモンという消化管ホルモン。インクレチン関連薬は、インクレチンの作用を強める薬剤
 
(インクレチン関連薬のメリット)
・食事をした後の高血糖の状態が短くなる
・低血糖が起きない
→血糖値が高いときしか作用しない。安全ゾーンに血糖値をおさめてくれる。空腹時の飲んでもおさまる
・投与回数は1日1~2回
→患者さんにとって使いやすい。1週間に1回で効果が持続する薬も、数年先には日本でも登場する可能性がある
 
(先生の話)
・糖尿病は治らないと言われている。その理由は、糖尿病になると、すい臓でインスリンを分泌するβ細胞が疲弊してきて、減ってくる。これがインクレチン関連薬を2週間投与しただけで、インスリンを分泌するβ細胞が保たれている。さらにβ細胞を増やすというデータもあるので、インクレチン関連薬に期待がこめられている
・インスリンの分泌を促進する薬剤なので、1型糖尿病の患者さんや長期間患っている2型糖尿病の患者さんなど、インスリンの分泌が落ちている患者さんは、こういう薬剤は使うことができない
・インクレチン関連薬は、今までの薬剤と併用できる。しかし、その組み合わせによっては効きすぎて、低血糖を起こす場合もあるので、糖尿病の専門医とよく相談して使う
 
(糖尿病と糖尿病予備軍2200万人のダイエット法)
・今の体重から4%減らせば良い
→糖尿病予防で画期的な実験結果が発表された。たった半年で予備軍の6割が、減量によって、糖尿病を発症するリスクを、半減させた
→体重: 87→84kg、ウエスト: 98→96cm、血糖値:119→102
 体重:100→96kg、ウエスト:101→99cm、血糖値:108→95
・やせる方法は何でもOK
 
・血糖値が高め人は、1番はじめに肝臓に異常が見られる。肝臓は糖の貯蔵タンク
→肝臓が糖を脂肪に変えてためると、肝臓は脂肪でいっぱいになる
→脂肪肝という状態になる。糖を取り込もうとしても入らない
逆に1番手放しやすい
→肝臓の脂肪が減ると、血液中の糖を取り込める本来の働きがよみがえる
→だから血糖値が劇的に下がる
 
(はかるだけ血糖値)
食事、運動、薬が、糖尿病の3大治療法と言われてますが、第4の治療法が紹介されました。「はかるだけ血糖値」です
・やり方は、血糖値をはかり、食事の内容とともにグラフに記入するだけ
(体重を記録するだけの「はかるだけダイエット」と同じ)
・はかるだけ血糖値をためした人は、10日間後、血糖値が下がった
血糖値:139→117、ヘモグロビンA1C:6.5→6.3
(ヘモグロビンA1C:過去1ヶ月間に血糖値がどういう高さにあったかを示す数値。0.2下がるのは、なかなかできることではない)
・測定する機器は、指先ではなく手のひらを刺す方が主流になっている。条件を満たしている人には、保険適用されるようになった。1セット1万円ぐらいで、一部の薬局やインターネットでも売っている
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