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坂の上の雲 第7回 子規、逝く
明治35(1902)年7月、海軍大学校の戦術講座の初代教官に、少佐の秋山真之(本木雅弘)が選ばれます。真之の兵学校時代の教官であった八代六郎大佐(片岡鶴太郎)までが聴講生でやってきました。真之は「あしから戦術を学ばずに、みなが個々に自分の戦術を打ち立てることが肝心」と説明します。兵棋演習という、実戦のシミュレーションを行ってました。議論を闘わせていた飯田久恒大尉(蟹江一平)と下村延太郎大尉(松尾敏伸)でしたが、次々と戦艦を沈められて反省してましたね
 
真之は「我々が判断1つ間違えば、無益に多くの血が流れる。無識の指揮官は殺人者なり。我々を信頼して死を省みず働く部下たちを、決して無駄死にさせてはならんのであります」と解説します。講義が終わると、日銀副総裁となった高橋是清(西田敏行)が拍手をしながらやってきました。そして真之は活人画へ連れて行かれ、海軍大将の扮装をした稲生季子(石原さとみ)とぶつかります。運命的な出会いですね
 
芝高輪の家へ真之が帰ると、貞(竹下景子)多美(松たか子)がいました。真之が年老いた貞を背負って銭湯へ連れて行く途中、お守りをくれます。真之の結婚を心配しているようです
 
正岡子規(香川照之)は病と闘いながら、大勢の人を家に呼んで編集会議をしています。高浜虚子と河東碧梧桐らもいました。律(菅野美穂)は子規の看病や身の回りの世話をして、完全に子規の手足です。子規は鏡で律の居所を探してましたね。新聞日本の陸羯南(佐野史郎)が娘2人と一緒に、朝顔を持ってきてくれます。子規は「病床六尺」「草花帖」などの作品を作り続けていました。1人でいる子規は苦しさのあまり、ノミで自分を突こうとしますが出来ません。八重(原田美枝子)が帰ってくると、子規は何もなかった風を装いましたね
 

 *
広瀬武夫少佐(藤本隆宏)はロシア駐在武官の任を解かれ、ウラジオストック、旅順経由で帰国し、真之と再会します。ロシアには旅順港のウラジオストック艦隊と、バルト海のバルチック艦隊があるが、日本には連合艦隊しかないと説明しました。広瀬は戦艦・朝日に乗艦することになります。八代は真之と議論に負けて、へそを曲げてましたね(笑)
 
秋山好古(阿部寛)は大佐に昇進し、清国天津の日本租界にある清国駐屯軍守備隊司令部の司令官となっていました。金が無くて道路の整備がなっていないので、好古自らがツルハシを振るいます。そこへ袁世凱がやってきました。酒を飲みながら2人は話し合いを始めます。袁世凱が「日本人は西洋人の手先か?行政権を返せ」とせまってきますが、好古は「日本租界は返しましょう。と言いたいところだが、わが国は連合国で一番格下じゃ。連合国の合意ができなければ実現できないでしょう」とかわしました
 
酔っ払った好古と袁世凱は、馬で競争します。落馬した袁世凱は「あんた本当に日本人か?酒が強く、馬が上手な日本人ははじめてじゃ」とほめてくれました。好古は袁世凱にすっかり気に入られたようですね
 
**
真之は東京根津に子規を見舞います。子規の食べっぷりに、真之は「あいかわらず食い気は、ガイじゃの」とほめました。律によると、奇跡のように子規の痛みがなくなったのです。子規は「淳さんにとって世界は広い、わしにとって深いんじゃ。軍人の戦場で散らす命と、こんな狭い病床で散っていく命はどう違うんじゃろうの。違わんか。どっちもちっぽけな命じゃからの。どっちもかけがいのない命じゃ。このままでは死にきれんぞな。わしの目指している俳句の正岡子規は、こんなもんではないんじゃ。淳さんは、ちっぽけな人間のまま満足しとるんか」と聞きました。真之は「あしじゃって、いつかもっとでこうなって、のぼさんを追い抜いてやるぞね」と答えます。律は切なそうに空を見上げてましたね
 
神社で、律は「うちは、いかん妹なんじゃ。兄さん、もう死んでもええよと、心の中でつぶやくんじゃ。十分苦しんじゃけ」と泣くので、真之が抱きしめます。子規は、律に紙を持ってもらいながら、俳句を作り続けました。夜中に八重が異変を感じて、律たちを起こします。律が子規の息を確認し、首を振りました。律は「兄さん、どこにおるんじゃ?兄さん、戻ってきて下さい」と泣き、八重は「のぼさん、よう頑張ったな」と声をかけます
 
横須賀へ出張中だった真之は、汽車の中で客が読む新聞で、子規の死を知りました。葬式には100人もの人がやってきます。みんな赤い花を子規の棺桶に入れ、律は真之と好古と子規の3人で撮った写真を入れました。葬列が進んでいくところへ、真之が到着します。律は真之に頭を下げて通り過ぎてから、振り返ってましたね
 
2ヵ月後、真之が子規の墓参りへ行くと、律がいます。真之にこれからどうするか聞かれ、律は「学校に入ろうと思っとります。兄さんには女子は学問が必要じゃと口すっぱく言われたもんじゃ。兄さんが死んで、肩の荷がおりました。せいせいしとる。これからは自分のために生きよう思っとります」と話しました。真之は賛成しましたね
 
***
乃木希典中将(柄本明)は陸軍を休職し、那須野石林で妻の静子(真野響子)と農夫の生活をしていました。そこへ内務大臣の児玉源太郎中将(高橋英樹)が訪ねてきます。ロシアとの戦いが近づいてきたので、戦費調達のため金策に走り回っていると児玉が話すと、乃木も「臥薪嘗胆、もはや限界じゃ」と同意しました。総代の長谷川祖吉ら村人たちが来て、帝国軍人になる2人に声をかけて欲しいとお願いに来ます。児玉は一緒に酒でもやろうと誘いました。やがて児玉は飲みすぎていびきをかいて眠てしまいます。その横で、乃木は「農夫のまねごとは終わりにせにゃならんな」と静子に話します
 
真之は過労で入院してしまいました。世話を焼く多美は「奥方さまがいれば、こんなことをしなくていいのに」とチクリと嫌味を言いました(笑)真之は豆を枕の下に隠してましたね。多美が帰った後で、律が来たと思ったら季子で、真之はビックリです。八代から話を聞いて、お見舞いに来たのでした。季子は桃をむいてくれて、能島流水軍の虎と豹の話題でそれなりに盛り上がります(笑)後から来た律は、真之と季子の様子を見て、桃を置いてそっと帰りましたね
 
退院した真之は、共立女子学園の前で律を待ち伏せます。真之が謝ると、律は「きれいなお人じゃった。焼いてる訳じゃないんぞね。ほっとしたんじゃ。淳さんに、良いお人が見つかったと思って」と笑いました。さらに律は「毎日が新鮮な気分なんじゃ。学校で授業を受けてると、うちの人生ようやく始まった気がするんよ。これからが始まりじゃ思うとります」と完全に子規の死を乗り越えてましたね
 
真之が雨宿りしていると、壮士(佐藤蛾次郎)がロシアと戦争が始まると演説をしているのを見かけます。真之は連合艦隊参謀として、佐世保に赴任することになるんですね。日露開戦まであと半年です
 
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