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江 姫たちの戦国 第６回 光秀の天下
本能寺の変の知らせを聞いて、伊勢上野城の初（水川あさみ）茶々（宮沢りえ）は江（上野樹里）の荷物もまとめ、逃げる準備をします。市（鈴木保奈美）は、江と一緒にいる徳川家康（北大路欣也）への手紙を、織田信包（小林隆）に託しましたね
伊勢山中で、江が織田信長（豊川悦司）が死んで、これからどうなるかたずねると、家康は後継者争いで織田家中が乱れると答えます。しかし明智光秀（市村正親）が謀反した訳はわからないと話しました
近江・坂本城の光秀は、斎藤利三（神尾佑）と安土城へ入ろうと考えています。そこへ細川幽斎（藤孝）（小田豊）、細川忠興（内倉憲ニ）が援軍を出さず、出家したと知らせが入りました。光秀の娘・たま（ミムラ）は忠興に嫁ぎましたが、幽斎から「謀反人の味方などできるものか」と責められてましたね
備中高松の羽柴秀吉（岸谷五朗）は柱に頭を打ち付けて号泣します。しかしやがて真顔になって、毛利と和睦するよう豊臣秀長（袴田吉彦）に命じました。さらに、信長が無事なので明智をともに討とうという手紙を、各諸将に送るよう黒田官兵衛（柴俊夫）に伝えます
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伊勢についた家康は三河へ戻るので、江に５人の武士をつけてくれ、上野城へ向かうよう言ってくれました。江が上野城へつくと、市たちは尾張・清洲城へ出発した後で、わずかな兵しかいません。そこへ野武士たちが襲ってきました。江は両手を広げ「織田信長が姪、江と申す。私を連れて行き、この者たちを許せ。私を明智光秀の元へ届けよ。さすれば褒美はもらえよう」と言いますが、味方はあっという間に倒されてしまいます。江は「約束が違うではないか」と頭の手にかみついて反撃しましたね
安土城の光秀は、秀吉が姫路城へ大返ししたと聞いて、驚きます。そこへ江が連れてこられました。光秀は江の縄を解かせ、２人きりにさせます。江が謀反した訳を聞くと、光秀は「分かりませぬ。言おうと思えば訳はさまざま挙げられます。辱めを受け領地を取られ、武士として明智家の長として、御屋形様にぎりぎりのところまで追いつめられておりました。年も今年で５５になりまする。もはやあとがなかったのです」と答えました
江が「天下布武は、単に武力で皆をねじふせるという意味ではありません。叔父上は武家を束ねて天下を１つにまとめた後、この世に泰平をもたらすおつもりでした。でも明智様はほかでもない武力を用いて、叔父上の願いを砕いてしまわれたのです」と話します
光秀は京へ向けて出陣した後で、森蘭丸（瀬戸康史）から手紙が届いたと打ち明けました。信長に何かあれば後を託せるのは光秀だけという内容だったのです。江がその手紙をもっと早く読んでいたらと聞きますが、光秀は「それも分かりません。すべては天が決め、私はそれに従っただけやのかもしれません」と答えました。光秀は江を市の元へ送るよう、利三に命じます。去っていく光秀に、江は「もし明智様が天下を取られたならば、世に泰平をもたらすことを、約束してください」とお願いしましたね
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山崎に、明智軍２万と秀吉軍４万が対峙し、戦が始まります。江は清洲城へ到着し、市たちと再会を喜び合いました。ヨシ（宮地雅子）たちも合流しましたね。光秀と会ったと聞いて驚く市に、江は「叔父上が生きる力を与えて下さったのです」と信長が助けてくれたことを話します。江が「叔父上を討った相手なのに、憎い敵であるはずなのに、どうしても明智様を憎むことができないのです」と言うと、市は「憎む敵は人ではない。戦である。戦をもたらす世の有り様なのじゃ」と説明しました
光秀は山崎の合戦に破れ、山中に逃がれましたが、野武士に竹槍で刺され負傷します。光秀は「もうよい。もはや先へは行けぬ。せめて武士として死なせよ」と利三に話し、切腹して果てました。信包から光秀の死を聞いた江は、馬に乗ってその死を悲しみましたね
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