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江 姫たちの戦国 第７回 母の再婚
天正１０（１５８２）年６月半ば、市（鈴木保奈美）と三姉妹は尾張清洲城にいました。織田信長（豊川悦司）織田信忠（谷田歩）森蘭丸（瀬戸康史）らが亡くなったと茶々（宮沢りえ）が話していると、江（上野樹里）が明智光秀（市村正親）のことを言い出し、初（水川あさみ）が怒り出しましたね
浜松城の徳川家康（北大路欣也）は、本多忠勝（苅谷俊介）酒井忠次（桜木健一）から誰の味方をするか聞かれ「今しばらくは、高みの見物じゃ」と動かないつもりです
長浜城の羽柴秀吉（岸谷五朗）がコロコロと表情を変えるので、千宗易（石坂浩二）は「忙しいお方やな」とあきれます（笑）秀吉から「茶のためには心も売ると申すか」と問われると、秀吉の茶頭になった宗易は「心だけやない。この身さえ売ります」と答えました。そして宗易が「織田家の世継ぎ、その名に値するのは、お子だけですやろか」とつぶやくと、秀吉は「そうか。それには気がつかなんだ」とお礼を言います
北庄城の柴田勝家（大地康雄）は佐久間盛政（山田純大）とともに、信長の三男・織田信孝（金井勇太）を跡継ぎにと考えていました
＊
清洲城で市たちが読経していると、須磨（左時枝）が織田家の跡目を決める評定が行われると知らせに来ます。秀吉とともにおね（大竹しのぶ）も来たと聞いて、江は探し始めました。廊下を歩いていると、幼い男の子が出てきます。おねもいましたね。おねは男の子を「ほうし様」と呼びますが、誰の子なのか知らされていません
そこへ、秀吉の母・なか（奈良岡朋子）がやってきました。なかは江の着物をほめた後、田んぼや畑がないと困ると、なまった口調で話します（笑）さらに秀吉がやってきました。江は秀吉が何かたくらんでいると感じたようですね
天正１０年６月２７日、織田家の跡継ぎを決める評定が行われます。柴田勝家、羽柴秀吉、丹羽長秀（江連健司）池田恒興（武田義晴）が集まりますが、秀吉は長秀と恒興に目配せしてましたね。隣の別々の部屋に、信長の次男・織田信雄（山崎裕太）、織田信孝がそれぞれ控えています。なぜか江も障子越しに聞き耳を立ててました
勝家が信孝を推すと主張すると、秀吉は「どなたかお忘れではないかと思いましてな。我らが主君・織田信長様のお世継ぎともなれば、筋目を通さぬ訳には。跡継ぎには嫡流をもってすべき。一家の長男、そのまた長男と、つらなるお方のこと。ゆえにご推挙いたしたい方はただ１人。御屋形様のご嫡男にして、本能寺の折ともに亡くなりし、ご長男信忠様のご嫡子にござる」と言います
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「ほうし様」と江はつぶやきました。秀吉が襖を開けると、江がいてビックリ！後ろの障子が開いて、男の子が「猿！」と秀吉にかけよります。秀吉は「こちらにおわすは、恐れ多くも織田信長公のご嫡孫・三法師様にあらせられるぞ。一同、頭が高い」と叫びました。勝家は文句を言うのを、秀吉が黙らせます
江が「なぜじゃ？なぜそのような大事、そなたが決めるのじゃ」と言いますが、秀吉は「それがしではなく、御屋形様のご遺志と思うがゆえにございます。ゆえに本日この時をもって、織田家お世継ぎは三法師様と定まった」と宣言しました
市は江から話を聞いて「天下を裏から動かす。その腹づもりであろう」と不機嫌です。しかし秀吉はおねに「天下を取るつもりはない」と否定してました
信孝と２人だけで話した市は、柴田勝家と夫婦になると言い出し、江たちを驚かせます。秀吉に対抗するため、市は勝家に嫁ぐのです。その話を聞いた秀吉は、黒田官兵衛（柴俊夫）羽柴秀長（袴田吉彦）に八つ当たりしてましたが、やがて勝家を攻め、天下を取ると言い出します
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おどおどして、汗をふきながら勝家があいさつに来ました（笑）市が「私のことを市とお呼び下さりませ。われらまもなく夫婦となりますゆえ」と言いますが、茶々は「私は嫌でございます。私たちにとって父は浅井長政１人でございます」と反発します。初が「江、そなたもであろう」と言うと、江は「私は父の顔を覚えておりませんゆえ。でも私が敬うことができるのはただ１人、伯父上織田信長公でございます」と答えました。茶々が頭を下げて去ると、初は江の手を取って続きましたね
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