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更年期障害対策 ホルモン補充療法
 テレビ「ためしてガッテン オンナをあきらめない!40代からのカラダ管理」を観ました。ガッテンでも2002年に更年期障害について放送したそうですが、8年の間に新しいことがわかったそうです。最新情報を知らず、新聞記事などで過去のイメージがついたままでいる怖さも感じました。番組の内容はHPにものっていますよ!
 
(おもな内容)
・女性ホルモン低下により、頭痛、めまい、耳鳴りなどの更年期障害の症状が起こる
・更年期になって、女性ホルモン・エストロゲンが減ると、脳の視床下部が混乱し、自律神経に間違った指令を出し、さまざまな症状が起こる
・ホルモン補充療法をすると、がんが発生するという間違ったイメージがある
・エストロゲン+プロゲステロン併用の療法が考案され、子宮体がんのリスクは増えない
・更年期のつらい症状を取るために、2~3年の短期間で使用する限り、乳がんのリスクは増えない
・ホルモン補充療法を行うとき、乳房と子宮のがん検診を受けることが決まっている
・ホルモン補充療法をしていけない場合は、乳がんや子宮体がんの人、重篤な肝疾患の人、脳卒中や心筋梗塞をわずらった人。漢方や対症療法など他の治療がある
・病院は産科婦人科(クリニック)一部の内科、整形外科
 
(Aさん(50才)のケース)
・3年前から重い更年期障害で苦しんでいる
・1人分の食器を洗っただけで、体がほてって、大量に汗が出る
→少し家事するたび、肩こり頭痛がして、2時間も休まないといけない状態になる
 
(卵巣は女性ホルモンの分泌する器官)
→更年期になると機能が低下し、女性ホルモンの分泌量が激減
→20代は3cmほどの卵型の器官、60代では萎縮し見えなくなる
 
(女性ホルモン低下により起こる更年期障害の症状)
頭痛、めまい、耳鳴り、汗、どうき、肩こり、ゆううつ、
ほてり⇔冷え、疲労感⇔不眠、イライラ⇔ぼっ~とする
→逆の症状をかかえる人もいる

 *
(女性ホルモンのエストロゲンの働き)
エストロゲンは、女性らしい体を作ったり妊娠にかかわる仕事をするホルモン
・子宮の内側の壁を厚くし、妊娠に備え、受精卵を育てるベットを作る
・脳の血流を増やす効果があり、もの忘れ防止する
・悪玉コレステロール(LDL)を低下させる
・骨密度UP、皮膚のコラーゲンを増やしてくれる
 
(視床下部の働きと更年期障害の症状)
脳の視床下部は、体のさまざまな器官をコントロールする
→卵巣がきちんとエストロゲンを出しているか、常に監視している
→指令どおり出していれば問題ない
ところが、更年期でエスロゲンが少なくなると
→視床下部が大混乱する
→視床下部がコントロールしている自律神経に間違った指令を出す
→たとえば血管を過剰に広げ顔がほてってたり、血管が収縮させて足が冷えたりする
→さまざまな症状が現れるのは、脳が大混乱していたから
 
(ホルモン補充療法とそのイメージ)
・減ってしまった女性ホルモンは自力で増やせないので、飲み薬、はり薬、塗り薬などで外部から補充する療法
→エストロゲンが減少することが引き金になっている症状はおさまる
・50~54才の閉経後の女性のうち、どのくらいの人が使っているか
→オーストラリア66%、カナダ45%、フランス41%、アメリカ40%、イギリス37%
→に対して、日本は2%
 
→日本人はホルモン補充療法を使わず”我慢(がまん)”していた
→街の人の声を聞くと「副作用がある」「なるべく飲まない方がいい」「がんになる確率が高い」「自分の体から作るものなのに、外部から取り入れていいのか?良くなるはずなのに、良くなくなってしまうのではという心配がある」という意見やイメージがあった
→ホルモン補充療法のことを知らないと→不安がつのる
 
・ホルモン補充療法は症状の緩和してくれる
しかし
→「乳ガン、子宮体ガンになる」「自然に反する」「漠然と怖い」「一度はじめたらやめられない」というイメージのため”我慢(がまん)”してしまう
 
**
(子宮体がんのうわさと実態)
・1960年代のアメリカで、ホルモン補充療法が広まる
ところが、1970年代の研究で、
→ホルモン補充療法により、子宮体がんになる確率が上昇することがわかる
→体内のエストロゲンは、細胞分裂を活発化させ、子宮の内側の壁を厚くする
→細胞が増殖を繰り返すと、何かのきっかけでがん細胞が出来ることがある
 
しかし、1970年代半ば
→もう1つの女性ホルモン・プロゲステロンを一緒に使う方法が考案された
→プロゲステロンは細胞の増殖をおさえる働きがあり、エストロゲンによる細胞の作りすぎを防ぐ
→増殖がおさえられ、がん細胞ができない
→子宮体がんになるリスクは心配しなくてよい
 
・子宮体がんの発生率は、1万人に対して
ホルモン補充療法を行わない場合:245人
エストロゲンだけ投与の場合:390人
エストロゲン+プロゲステロン併用の場合:49人
→何もしない場合の1/5に減っている
→子宮体がんのリスクは増えることはない
 
(乳がんのうわさと実態)
・ホルモン補充療法の新聞記事の比較
2002年の記事→乳がんのリスクを26%増えた→実は心臓病の予防という条件がついていた
2006年の記事→乳がんのリスクが6割減った
 
・乳がんのリスク(累積ハザード)は年とともに上がっていく
→ホルモンを補充しなくても年とともに上がっていく
→3年目あたりまでは、補充した場合が、補充しない場合に比べ、リスクは低くなる
→5年を越えると逆転し、補充した場合が、補充しない場合に比べ、リスクは高くなる
 
→更年期障害の症状を緩和するのに、多くて2~3年使うので、リスクは低い
→更年期のつらい症状を取るために短期間で使用する限り、乳がんのリスクは増えない
 
***
(がん検診)
・ホルモン補充療法を行うとき、定期的に乳房と子宮のがん検診を受けることが決まっている
→Aさんはホルモン補充療法をはじめるタイミングで、がん検診をして小さな乳がんが見つかる
→Aさん「びっくりしたけど、今回のことがなければ、何年先になってたかわからなかったので、健診を受けてよかった」
→きちんとがん検診を受けている人は2割
※すでに乳がんがある場合は、ホルモン補充療法を行うと悪化させる恐れがあるので、ホルモン補充療法は受けられない。漢方などで更年期障害の症状の緩和をめざす
 
(更年期後も薬を飲み続けたBさん(66才)の例)
・14年前に更年期障害の症状緩和のため薬をはじめ、それからずっと続けた
・転倒しても骨折しない。骨密度が同世代の人に比べ、14年前は-6%だったが、今は+32%になっていた
→長期に使うリスクがあるので、医師と毎年、続けていくメリットがあるか、副作用がないかなど話し合って、はじめて10数年続けられた
 
(先生の話)
・補充する量は、自然に反する量ではなく、月経が順調なときのホルモン量を、むりやり足す訳でない。年とともに減っていくのを、ゆっくりにする程度で、症状は緩和される
・必ずしも1度使ったらやめられない訳ではない。やめても構わない。ためして合点がいけば、続ければいい。ためして合点がいかなければ、違うことを考ればいい
・ホルモン補充療法をやってはいけない場合は、乳がんや子宮体がんにかかっている人、かかったことのある人、重篤な肝疾患の人、脳卒中や心筋梗塞をわずらった人
→漢方や対症療法など他の治療もある
・病院は産科婦人科(クリニック)一部の内科、整形外科。電話で確認してから行くのが良い
・受診料は別として、薬代は保険適用で1ヶ月1千円前後~
 
・更年期は、人生の半ばで、体の総チェックをする一番良い時期
・女性はまわりの人に気をつけるが、自分の健康は横に置いてしまう。更年期は自分の健康を気をつけようと逆に教えてくれる
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