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てっぱん 第２週 １８歳の決断 第１０回～第１２回
あかり（瀧本美織）は吹奏楽部の最後の演奏会に出ないで、面接会場にいました。島田先生（おかやまはじめ）から初めて知らされ、篠宮加奈（朝倉あき）鉄平（森田直幸）は驚きます
真知子（安田成美）錠（遠藤憲一）は、横山隆円（尾美としのり）篠宮久太（柳沢慎吾）と妻の芳江（久野麻子）と一緒に、演奏会へ着きました。幕が開きますが、あかりの姿が見えません。真知子と錠も知らされていなかったんですね。「銀河鉄道９９９」の演奏が始まりました
面接を終えたあかりは会場へやってきますが中へ入りません。最後の曲「威風堂々」にあわせ、トランペットを吹く仕草をしました。鉄平が気がついて声をかけますが、あかりは楽屋へ行ってしまいます。部員たちがびっくりしてましたね。あかりが養子のことを打ち明けると、加奈は抱きついて泣き出します
家へ戻ってきたあかりは「どうも、です」と照れ笑い。真知子は「やっぱりあんた大阪から戻ってからどっか変じゃ。大阪で何があったん。何か言われてきたんか、あのベッチャーに」とたずねます。欽也（遠藤要）が悪いタイミングで帰ってきましたね（笑）
＊
翌朝、真知子がいなくなってました。大阪の田中初音（富司純子）を訪ねたんです。真知子が「あかりに何かおっしゃられましたか？あの子の中で何か引っかかっているようなんです」と聞くと、初音は「はっきり言うといた事は１つあります。あんたとは二度と会うつもりはないさかいって」と答えました
真知子が「今日はあかりの１８歳の誕生日です。千春さんが母親になった日です」と話していると、電話が鳴ります。あかりから真知子が来ていないかたずねる電話です。真知子が首をふるので、初音は「さあ、来てまへん」ととぼけます。そして「これが最後やし、きっちり言うときまひょう。あんたは育った尾道いう街から一歩も外に出んと暮らしていくのが一番や。そやさかい、これからは育ててもろたお母さんやお父さんに精一杯恩返しせなあきまへんで。ほなあんじょうお達者で」と話しました
大阪から帰った真知子は、何気ない感じで誕生ケーキを買ってきます。あかりがどうして養子にしてくれたか聞くと、錠は「それは千春さんがうちに来て、半年近く一緒に暮らして、天涯孤独じゃ言うたけ…」と言いにくそうです。すると真知子が「あんたのひと言で決心がついたんよ。かわいいのう言うたんよ。優しい顔して言うたんよ。それだけで十分じゃろ。この子をうちの子にしたい思うのに、どんな屁理屈がいるんよ。恩返し当てにして子供を育てる親がどこにおるんよ」と話します
ハッピーバースデーを歌い、ろうそくの火を消したあかりは「うち決めた。大阪行く。あのベッチャーに尾道でしか生きていけんとか言われて。そんなら逆にこっちから大阪に乗り込んでやる。大阪で立派にやれるいうとこ見せてやろうじゃん」と宣言します！
＊＊
あかりは高校を卒業し、いつの間にか大阪へ行くことになってました。錠は進水式があるので、見送りに出られないと出て行ってしまいます。入れ替わりに帰ってきた欽也は、餞別（せんべつ）だと信用金庫の通帳をくれました。あかりは１０万円、鉄平は千円（笑）
欽也が仕事をしない鉄平を責めると、真知子が鉄平の履歴書を出してきます。鉄平は錠の跡をつぐ覚悟を決めたんですね。欽也は鉄平を船のところへ連れて行き、外からは見えない錠の仕事が、世の中を支えていると説明します。鉄平が「おれ弟子になろう思う。村上鉄工所の村上錠のじゃ」と話すと、錠は驚きました
外から「威風堂々」が聞こえてきます。あかりと加奈が吹いていたんですね。真知子にお好み焼きを作ってもらい、あかりは「お母ちゃんの味じゃ。お母ちゃんのにおいじゃ」と涙を流しました
進水式に出席するので錠と欽也は、見送りにいけません。真知子と鉄平が見送りに行くと、あかりの携帯が鳴ります。欽也が錠のスピーチを流してくれたのです。錠は「あかりは希望のあかりでございます。そばにおいておきたいのが本当でございます。荒波にのまれんか、座礁せんか心配で。今日まで１８年、大事に育ててきたわが娘の旅立ちでございます」と涙を流し「瀬戸の花嫁」で送りました。いよいよ大阪ですね
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