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長引くセキが招く危険
 テレビ「ためしてガッテン セキ?それとも窒息?長引くセキが招く危険」を観ました。せきを軽く考えていたら、窒息死を引き起こす場合もあるんですね。驚きました!
・窒息寸前となった肺の原因は、肺炎、肺結核、肺がん、肺気腫(はいきしゅ、COPD)ではなく、喫煙していてもなり、X線ではわからない
・窒息寸前の人が150万人、亡くなった人が毎年2千人いる
そうです。番組の内容はHPにものっていますよ!
 
(おもな内容)
・大人になってからの喘息(ぜんそく)がある。白血球の一種の好酸球の暴走が原因
・ウイルスが体内に入ると好酸球が気管支に集中し、細胞まで攻撃することがある。神経がむき出しになり、わずかな刺激でセキが出る。”慢性はく離性好酸球性気管支炎”と呼ばれている病気
・ウイルスが肺胞に入らないように、気管支には”平滑筋”があり、粘液でウイルスをつかみ、タンとしてはじきだしている。しかし好酸球の働きで、中がボロボロになると、平滑筋を厚くなり、気管支の中が狭くなるため、先に空気が行かず、窒息が起こる
・検査は、呼吸器内科、アレルギー内科で受診(1)吐く息の一酸化窒素の数値測定(2)肺機能の検査、気管支のつまり具合を調べる検査
・大人のぜんそくが疑われる人は(1)アレルギー体質の有無(2)深夜から早朝にかけてセキ、息切れまたは「ゼーゼーヒューヒュー」(3)カゼのあと3週間以上セキが続くことが何度もある
・治療方法には(1)吸入ステロイド薬(2)ピークフローメーター
 
(Aさんのケース)
・カゼをひいて、熱や鼻水などほかの症状は治るのに、セキだけが長引く
→1、2か月もすると治まるが、カゼをひくたびに、またぶり返していた
→X線検査で診てもらっても、肺に異常なし
・ある晩、息苦しさを感じ、寝つけなかったので
→呼吸が楽になるよう胸に湿布をはったが、息苦しさはおさまらない
→やがて息がまったくできない、窒息状態におちいる
→さいわい異変に気づいた家族が救急車を呼んで、一命を取りとめる
(1)風邪のたびに、セキが長引く
(2)かぜ薬がセキに効かない
(3)熱も鼻水もなし
(4)突然おぼれたように窒息
(5)窒息のきっかけがわからない
(6)アレルギー反応は陰性
 
(子どもと大人のぜんそく)
・喘息(ぜんそく)には、子どものぜんそくと大人のぜんそくがある
・小児喘息など、子どものぜんそくは、7割ぐらいが、大人になる前に治る。原因はアレルギー
・大人になってからかかる大人のぜんそくは、治るのは2割ほどで治りにくい。絶対数も亡くなる人も、大人のぜんそくが多い。Aさんの場合アレルギー検査で陰性だった 

 *
(好酸球)
濃い食塩水のきりを吸い込むと、セキが出る
→炎症が起こったとき、セキとともに出たタンの中に入っているものを調べ、何が原因か調べる
→顕微鏡で見ると、ウイルスでも細菌でもない、赤いものがある
→誰でも体に持っている”好酸球”
→好酸球は、白血球の一種で、日頃は寄生虫に対し戦っている
 
(好酸球の働きと大暴走!)
・かぜのウイルスが体内に入ると、のどや気管支の細胞の中で増殖する
→リンパ球なのどの免疫細胞が、ウイルスを攻撃しはじめる
→SOS信号が気管支の細胞から放出される
→この信号に好酸球が反応する
→ふだんは血液中を流れながらパトロールしている好酸球が、一気に気管支に集結(好酸球がなぜ大量に集まってくるか、わかっていない)
ところが、
→好酸球が、ウイルスがいようがいまいが、気管支の細胞を攻撃しはじめる
→気管支の表面の細胞がはがれ落ち、神経がむきだしで敏感になる
→わずかな刺激で、気管支が収縮し、セキが出てしまう
→好酸球の大暴走!
→”慢性はく離性好酸球性気管支炎”と呼ばれている
 
(肺の緻密(ちみつ)な構造)
・気管支の先の1つ1つに、肺胞という袋がついていて、二酸化炭素と酸素を交換している
・1本の管・気管が、二またに枝分かれしたとたんに、気管支と呼ばれる
・2つ2つと枝分かれし、最大で23回、枝分かれし、100万本もの細い管になる
・気管支の最も細い部分では直径0.3mm
 
**
(平滑筋の働き)
・気管支の先は肺胞につながっている
・管には”平滑筋”という筋肉が巻きついている
→ウイルスが侵入すると、気管支表面の細胞がセンサーとなって、外敵を発見!
→粘液がウイルスをつかみ、平滑筋がしまり、通り道を狭め、つまらせる
→平滑筋があるスイッチを押すと、セキが出て、タンとしてウイルスをはじき出す
→ウイルスが肺胞に入るのを防ぐ
ところが、ぜんそくの人は
→好酸球の働きで、中がボロボロになっている
→肺を守ろうと、粘液が出やすくなっている
→傷つけられた気管支では、修復しようと、ある化学物質がでる
→その化学物質が平滑筋を厚くし、気管支の中が狭くなる
→先に空気が行かず、窒息が起こる
 
(窒息のきっかけ)
・カゼ、疲労、ストレス
・低気圧、室外に出て乾いた冷たい空気を吸う
・怒りなどの激しい感情の高ぶり
・香水やたばこの煙などの刺激のある臭い
 
(検査方法)
・呼吸器内科、アレルギー内科で受診する
(1)吐く息の一酸化窒素の数値測定
・好酸球の量と一酸化窒素の量が比例する。保険適用になっていないので、全国に300ヶ所くらいしかない
→24~36ppb…気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎があるかないかのグレーゾーン
 36ppb以上…異常値
※ただし、タバコを吸っている人は、低めに出る
→呼気中の一酸化窒素はスクリーニング検査で、肺機能の検査をやらないといけない
(2)肺機能の検査、気管支のつまり具合を調べる検査
→特殊な周波数の音波を送り、肺の奥から跳ね返ってくる様子を調べ、気管支のつまり具合がわかる
・この2つは、簡単で患者さんの負担の少ない検査。この検査を使わなくても、専門医の病院には肺機能の検査があるので、それを使えば従来の方法で、十分に診断できる
 
***
(大人のぜんそくが疑われる人)
(1)アレルギー体質の有無(家族を含む)
アレルギー鼻炎、花粉症、アトピー性皮膚炎を持っているか、家族にぜんそくの人がいるか
(2)深夜から早朝にかけてセキ、息切れまたは「ゼーゼーヒューヒュー」
セキと息切れは初期の段階のぜんそく。問題は朝の4時にこういう症状があっても、昼間は症状がまったくなくなるので、治ったと勘違いしてしまう。それを何年間も繰り返しているうちに、本当の窒息するような、ひどいぜんそくになることがある
(3)カゼのあと3週間以上セキが続くことが何度もある
何度もあるというのがポイント。3週間でほとんどのカゼは治るが、ここ2、3年はカゼのあとに、セキが2、3ヶ月続くことが、何回かあったという人は、ぜんそくや鼻の疾患が考えられるので、精密検査が必要
→セキをするということは、何か病気があるので、専門医に受診するのがいい
 
(治療方法)
(1)吸入ステロイド薬
ぜんそくの治療は吸入ステロイド薬が基本。ステロイドと聞くと副作用が強く、長く続けると危ないと思われるが、吸入ステロイド薬は効果がマイルドで、副作用が非常に少ない。妊婦の人も吸入しても大丈夫で、安全性が確立されているので安心
(2)ピークフローメーター
その日のぜんそくの状態がすぐわかる。数値を毎日日記のようにつける。ぜんそくになるときは、必ず、ピークフローの値が先に低くなる。ぜーぜーする前に数値が下がる。発作になるのが予想できる
 
※吸入ステロイド薬を使うと、あっという間に症状が良くなり、治ったと勘違いしてやめる人がいる。好酸球は簡単になくならないので、症状がなくても炎症が続いているという状態がある。そこでカゼをひいたり、ウイルス感染を引き起こすと、発作が起きる。1割か2割の人は治ることがわかっているので、早い時期に病院で診断してもらい、早くから治療する必要がある
自分の判断だけで吸入ステロイド薬をやめることなく、担当医と相談しながら、症状の起きない状態を続けることが大切 
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