婚礼の日、緊張してせきこむ勝家を織田信包（小林隆）が「大丈夫でございますか」と気づかいました。結局、三姉妹は出席してましたね

 

山城・山崎城で、羽柴秀吉（岸谷五朗）はおね（大竹しのぶ）にいらだちをぶつけます。織田家のためと言いながら、市を勝家の所から自分の所へ取り戻したいのです

 

北庄へ向かう途中、近江小谷山へ寄り、浅井長政（時任三郎）に手を合わせました。茶々は長政とともに死にたかったと言い、市を困らせます。琵琶湖が見える所で市は「そなたたちが何と思おうと、私は勝家様の妻となったのじゃ。これよりは北庄が我らの家となる。琵琶の海も見納めじゃ。よく見ておくがよい」と話しました

越後・北庄へ市たちが着くと、勝家や佐久間盛政（山田純大）が下座から丁寧なあいさつをします。茶々と初が陰気で湿っぽいと話すと、江が京の都のようと言い、市が住めば都としたいとフォローしました。海の幸と山の幸が出てきて、初と江が喜びますが、茶々が食べたくないと言うと、初も従います。江がお菓子ばかり食べていたと言うと、勝家がとち餅を持ってくると話し、初はお腹を鳴らしましたね（笑）

 

浜松城の徳川家康（北大路欣也）に織田信雄（山崎裕太）が接近します。信雄が秀吉を討とうと言うと、家康は本当に討ちたいのは織田信孝（金井勇太）ではと聞いてきました。信雄が認めると、家康はしばらく力を蓄えるようアドバイスします

 

千宗易（石坂浩二）は秀吉に、信雄が家康に接近したことを伝えました。宗易は勝家を討つのは天下取りの布石かと聞き、天下人ぼくろの話で秀吉をからかいます

 

香を楽しんでいた三姉妹でしたが、勝家が山へ行こうと誘いに来ると、部屋を出て行ってしまいました。市は勝家に「姫様などどへりくだることはありません。丁寧な言葉をやめてください」と言います。すると勝家は「なにゆえそれがしの元においでになったのか。織田家を猿から守りたいと願われるが故であると、承知してはおりますが、多少なりともそれがしに思いを寄せてもらいたいのでございます。爪の先ほどでも好いていただく訳には」と去っていきました

 

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市は三姉妹に「私は間違えておった。勝家様に父になれ、そなたたちに勝家様を受け入れよと言う前に、己自身の心が定まっておらなんだ。私は本日より勝家様の妻となる。心より勝家様を受け入れ、ともに暮らして参ろうと思う。その上でそなたたちに言いたい。勝家様を実の父と思うて接してはくれぬか」と頼みます。しかし茶々は「私の父は浅井長政１人にございます」と反対しました

 

江は勝家の所へ行って「ち･･･ちち･･･ちち･･･ち」と言うと、勝家はうれしそうな顔で「何？」と高い声を出しますが、江は帰ってきてしまいましたね

 

与助が世話をしている馬に乗って、江は遠出します。畑へ着いた江は「なせ言えぬのじゃ。父上～」と叫びました。やがて雷鳴がとどろき、城では江が戻って来ないと大騒ぎとなります。勝家たちは馬を飛ばし領内を探しますが見つからず、翌朝になってしまいました

 

やがて江が帰って来て、茶々たちに迎えられます。勝家は江に近づいて平手打ち！勝家は「己のしでかしたことがわかってるのか」と与助の所へ連れて行き、江に「わびよ、江。そなたが帰らなんだら、この者、首討たれておったのだぞ」と話します。江が「お許し下さりませ」と涙を流し、手をついて謝ると、勝家は「わかるか。上に立つ者は、常に下の者に心を配っておかねばならぬのじゃ。そなたたちも同じこと。皆に支えられていること、断じて忘れてはならん」と茶々たちにも説明しました。勝家が「無事でよかった」と抱きしめると、江は「痛うございます」と言いながら手を添えましたね

 

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勝家から都からの土産をもらい、市や三姉妹は大喜びです。その頃、秀吉がおねのひざ枕で、信長の葬儀を盛大に行い、勝家を招かないことで、戦を起こそうと考えていました