忍者ブログ
健康について書いていきます!
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

大動脈瘤破裂
 テレビ「ためしてガッテン バン!おなかの血管が突然破裂する日」を観ました。大動脈瘤を、血管が破裂する時限爆弾にたとえます。持っているのに気づいていない人が、16~26万人もいるそうですよ。エコー検査のとき、お医者さんに言う「ついでに見てください」という言葉が紹介されました。くわしい内容や関連情報は、番組HPにのってます
 
(おもな内容)
・大動脈瘤は、大動脈のどこかにできるコブ。コブが出来ると、膨らむ一方で、自然に元に戻らず、破裂に向かってすすむだけ。大動脈は直径は2~3cmだが、5cmを越えたらいつ破裂してもおかしくない
・大動脈は、弾性線維と呼ばれる物質からできていて、のびちぢみし、心臓の動きと連動し、血液がとどこおりなく流れる。大動脈は「第2の心臓」と呼ばれている
・大動脈瘤の原因は、動脈硬化と高血圧
・動脈硬化になると、悪玉コレステロール(LDL)を退治するマクロファージが血管壁の中に入る。しかし大動脈の伸び縮みにより、マクロファージが混乱し、マトリックスメタロプロテアーゼという酵素を出し、弾性線維が壊れ、コブが大きくなる
・高血圧でない人でも、大動脈の血圧値である「中心血圧」が高い人は要注意
・中心血圧の目安は、最高血圧-最低血圧=60以上の人は、要注意
・大動脈瘤の治療法には、人工血管とステントグラフトがある
・大動脈瘤の検査は、胸部のX線。腹部はエコー検査を受けるとき「大動脈はどうですか」「ついでに見てください」と言うと良い
 
(大動脈、大動脈瘤、大動脈瘤破裂)
・大動脈は、心臓から真上に伸びて、?マークのように急カーブして下に伸び、へその下で枝分かれするまでの極太血管。直径は2~3cm。アンガールズが撮影に協力してましたね
・大動脈瘤は、大動脈のどこかにできるコブをいう。ひとたびコブが出来ると、どんどん膨らむ一方で、自然に元に戻ることはない。ただ破裂に向かってすすむだけ。破裂直前の大動脈は8cmにも及ぶことがある。毎年3~4mmずつじわりじわりとふくらんで、5cmを越えたらいつ破裂してもおかしくない
・大動脈瘤破裂にはいくつかパターンがある。いきなり血管が裂けるケースもあることはある。一番多いのはコブができて、それが大きくなって破裂するパターン

 *
(大動脈瘤の症状)
・Aさんのケースは、大動脈瘤が直径5cmまで膨らんでいたが、自覚症状がまったくなく、健康診断でも大動脈瘤の兆候がみられなかった。最高血圧は107。高血圧の基準は140以上なので、問題ない数値だった
・Bさんのケースは、大動脈瘤になるまで入院経験がなく、健康に自信があった。10年前から人間ドックを毎年欠かさず受けていたが、2年前に精密検査を受けてと言われ、5cm近くの大動脈瘤が見つかった。4時間の手術で、大動脈を十数センチにわたって人工血管に取り替えた
→自覚症状なし
 健康診断や人間ドックで見つかりにくい
 
(健康診断や人間ドックで見つかりにくい訳)
機械の性能としては、胸のコブは胸部X線、腹のコブはエコー検査で、見つけようと思えば見つかるはずだが、その目的がガンなどであると、血管の方に焦点を当てた検診が行われず、見過ごされることがある
 
(大動脈の特徴)
福岡の先生に質問しに行ったら「本物を見に行きましょう」とホルモン焼き屋へ連れて行かれ「大動脈を2人前」と注文です(笑)出てきたのは牛の大動脈で「センポコ」「ハツモト」などと呼ばれていました
・イカのようで、ひっぱるとゴムのように伸び、かんでも噛み切るのが難しいほど頑丈
・大動脈の断面を顕微鏡で見ると、ガーゼの包帯のような網目構造になっている
→弾性線維と呼ばれる物質からできていて、弾力を持っていて、のびちぢみする
・大動脈が伸び縮みする理由
→心臓が血液を送り出すのは、心臓がキュッと収縮したとき。その後、心臓は弛緩(しかん)するが、そのときは血液が出ない
→血液がとどこおりなく流れるのは、大動脈の伸び縮みが、心臓の収縮弛緩と一体になって、連動しているから
→大動脈は「第2の心臓」と呼ばれている
 
**
(大動脈瘤の原因は、動脈硬化と高血圧)
<1.動脈硬化>
・動脈硬化とは、血管の壁が徐々に、ぶあつくなり、つまりやすくなること
・動脈硬化とマクロファージは深くかかわっている
→血液の中に悪玉コレステロール(LDL)が増えると、血管の壁に入ってしまう
→白血球の仲間で、ウイルスなどを退治するマクロファージが、悪玉コレステロールを追いかけ、血管壁の中に入り、食べてくれる
しかし
→食べ過ぎたマクロファージは、血管に戻れなくなる
→マクロファージは壁の中に埋まって、血管がふくらむ
→これが動脈硬化
 
大動脈では、大動脈の伸び縮みにあわせ、血管壁に入ったマクロファージも伸び縮みする
→混乱したマクロファージは周囲を攻撃する。敵もいないのに
→炎症が起きて、酸素が足りなくなり、マクロファージは窒息しそうになる
→マクロファージは、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)という酵素を出す
→MMPは、大動脈の弾性線維を壊してしまう
→大動脈の壁がうすく弱くなり、ゴムのような弾力を失う
→血液によって圧迫されると、弾力がないので、押し戻せない
→マクロファージがMMPを出し続け、どんどん弾性線維が壊れ、コブが大きくなる
→ある日、破裂する  (1つの仮説の説明です)
 
<2.高血圧>
・Aさんのケースは、最高血圧は107で、最低血圧が70なのに、大動脈瘤になってしまった
・最高血圧、最低血圧のほかに、中心血圧というのがある
→中心血圧は、心臓から出たばかりの大動脈の血圧値のこと
→健康診断の血圧が正常でも、中心血圧が高血圧になっている場合、大動脈瘤ができやすい
・血圧が正常な人に集まってもらい、中心血圧を測定した
(最高血圧、中心血圧)=(130、124)(134、126)
  →中心血圧が最高血圧より低い→正常
(最高血圧、中心血圧)=(131、145)(144、156)
  →中心血圧が最高血圧より高い→異常
 
・中心血圧がなぜ普通の血圧より高くなるのか?
→健康の人の場合、心臓が血液を押し出す力は、スムーズに末端にまで届くので、血液がきれいに流れる
→動脈硬化の人の場合、同じように心臓が血液を押し出すが、通りにくいので、押し戻す力が働き、血管は一方通行のはずなのに、戻ってこようとする。戻ってくる力と流そうとする力がぶつかるのが大動脈。だから大動脈瘤ができやすくなる。
 
・中心血圧の測定は、1部の病院や人間ドッグでもできるが、まだ普及しているといえない
・中心血圧の目安は、そもそも高血圧の人は要注意で、高血圧でなくても
  最高血圧-最低血圧=60以上 
の人は中心血圧が高くなって、大動脈瘤ができやすくなっている可能性がある
 
***
(動脈硬化と高血圧以外の原因)
・喫煙をする人は、動脈硬化と高血圧が悪くなるし、タバコそのものも血管をもろくする
・飲酒は適切なら良い
・男性であること。女性ホルモンは動脈硬化を抑える。閉経後は要注意
 
(大動脈瘤が見つかった場合の治療法)
・腹部なら5cm、胸部なら6cm以上になると動脈瘤が破けやすくなるので手術適応となる
・1番行われていたのは動脈瘤があると、そこを人工血管で置き換える
・最近行われているのは、ステントグラフトという方法。足の付け根を小さく切って、そこから細いカテーテルを入れ、動脈瘤があるところで開いて人工血管とする
 
(大動脈瘤の検査)
・胸部の大動脈瘤はX線でわかりやすいが、腹部の動脈瘤はX線でわかりずらい。腹部の動脈瘤はエコー検査だが、胆石や肝臓ガンを診るのに目が向いているので、動脈瘤を診る機会が少ない
→エコー検査を受けるとき「大動脈はどうですか」「ついでに見てください」とひとこと声をかけてもらうと良い
PR
COMMENT
Name:
Title:
URL:
Message:
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Pass:

TRACKBACK
この記事にトラックバックする
| prev | top | next |
| 379 | 378 | 377 | 376 | 375 | 374 | 373 | 372 | 371 | 370 | 369 |
フリーエリア
プロフィール
HN:
すこやか健太
性別:
男性
趣味:
テレビ、映画鑑賞
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
バーコード
P R
カウンター
アクセス解析
忍者ブログ  [PR]
  /  Design by Lenny