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柳生武芸帳 第二部からの続きです。山田浮月斎(松方弘樹)は、「柳生武芸帳」3巻の内、上と中の2巻を奪います。江戸の宗龍寺に幽閉されていた中ノ院大納言通村(京本政樹)は、警護の兵を倒し、京へ向かいました。かなり強い!こんなに強いなら息子の神矢悠之丞(内田朝陽)が殺されずに済んだのに(笑)
柳生十兵衛(反町隆史)柳生又十郎(速水もこみち)桔梗(菊川怜)はそれぞれ京へ向かいます。春日局(高島礼子)は白い巻物「武芸帳・下」を持つ藪左中将嗣長(篠井英介)に接近
夕姫(逢沢りな)を拉致した、浮月斎は驚くべきことを語ります。夕姫は豊臣秀次の娘だというのです。秀次が切腹を命じられたとき、側室のおえいは佐賀へ落ち延び、そこで生まれたのが秀次の子・夕姫でした。夕姫が持っていた形見の短剣の豊臣の家紋が証拠です。浮月斎が秘密を打ち明けてくれなかったことに霞多三郎(山本太郎)は怒りますが、あざみ(青山倫子)がなぐさめます
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柳生但馬守宗矩(高橋英樹)が怪しい動きを始めました。夜中に呼び出した武士を次々と斬りはじめたのです。南無阿弥陀仏と書いた紙を置いていきます。宗矩は十兵衛に、2巻を取られたことを未熟とののしり、油断するなと釘を刺しました
於季(国分佐智子)から辻斬りの話を聞いて、十兵衛は宗矩の尾行をはじめます。宗矩は呼び出した武士を殺しました。「御用!御用!」と役人たちが来ますが、宗矩は皆殺しにします。十兵衛が驚いていると、多三郎が登場。「わからぬか。父のやることが。お前は命じられるままに動く人形だ。お前は犬だ」と言います。十兵衛が「お前に何がわかる」と怒ると、多三郎は自分も同じと答え「夕姫の居所が知りたければ鞍馬山へ来い」と去りました
宗矩は春日局の動きを止めるため、懐から「下」と書いた家光公のお墨付きを出し「上意である!」と叫びます。宗矩は将軍・家光の命で動いている証拠です。春日局が疑うと、宗矩は「偽物と申すか!そのようなこと天地神明に誓ってござらん」と反論しました。高橋英樹の気迫がすごかったですね。十兵衛は夕姫と賀源太(徳井優)を助け出し、於季に世話を頼みます。隠れ家の長屋で、カエルを見た夕姫がやっと笑顔を見せましたね
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宗矩は、春日局に見せた家光公のお墨付きは白紙だと打ち明けます。宗矩は「武芸帳が戻らぬため、武芸帳に名を連ねている門弟に手をかけた。次第によってはそなたたちも斬る。徳川幕府を守るためじゃ」と話します。十兵衛が「殺戮はろうそくを消すのと同じ。怒りも悲しみも父上には見えてない」と非難すると、又十郎は「父上は追い詰められて仕方なく」とフォローしました
京の葉室少将教平(斉木しげる)のところへにいた桔梗と、中ノ院が再会します。感動の再会でしたね。武芸帳を取られたとなげく桔梗を、中ノ院がやさしくなぐさめます。しかし浮月斎と手を組んだ中ノ院は、葉室と考えを変えていました。葉室少将に桔梗をたくし、中ノ院は去っていきます。藪左中将を倒した中ノ院は「武芸帳・下」を手に入れました
中ノ院は帝を奉ることを条件に出し、浮月斎に「武芸帳・下」を渡そうとしません。浮月斎がすすめる酒を飲むと、中ノ院が表情を変えました。毒が入っていたのです。浮月斎は「武芸帳・下」を手に入れます。十兵衛と又十郎はまた遅かった。桔梗が変わり果てた中ノ院を見て泣く姿を、十兵衛と又十郎が陰から見守りました
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長屋へ隠れていた夕姫と於季を、多三郎とあざみが襲ってきます。於季が抵抗するも、倒されてしまい、夕姫は連れ去られてしまいました。かけつけた十兵衛に於季は「兄上、申し訳ございません。ずっとおそばにいたかった」と息を引き取ります。於季は十兵衛のことが好きだったみたい。切ないですね
夜中に宗矩がまた街へ出て行きました。そこへ浮月斎が現れて、宗矩はビックリ!宗矩と浮月斎の戦いが始まります。でも一太刀浴びせただけで、なぜか2人とも引いていきました。高橋英樹と松方弘樹の眼力はすごかった!
宗矩が柳生武芸帳の秘密を語り始めます。関ヶ原の合戦で負けた石田三成は、命を助けてくれたら豊臣家の財宝のありかを教えると言ってきたのです。徳川家康(石橋蓮司)は三成をだまし、財宝だけを手に入れます。財宝をしばらく封印することにし、その隠し場所を示す巻物を、宗矩が作成したのでした。柳生武芸帳の上巻に書かれた武芸者15名の名前、中巻に書かれた新陰流16の奥義、この2つに符号しない1行が秘密を解く鍵。「水神の穴の門に~穴戸」から連想して”長門”に財宝が隠されていたのです。下巻の絵図は、その鍾乳洞の地図でした。宗矩は、武芸帳3巻を取り戻し、夕姫や秘密を知る者を殺せと命じますが、十兵衛は自分のやり方でやると反抗します
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又十郎は桔梗に旅立ちを告げに行きました。桔梗は「大切な人が死んでいくのはもういやです。約束して下さい。必ず生きて帰ると。待っています。いつまでも」とお守りを渡します。又十郎が自分のやり方を聞くと、十兵衛は「お前はもう定めに翻弄(ほんろう)された女の悲しみを知ってるんじゃないか」と返しました
浮月斎は武芸帳の謎を解き、毛利家の家臣とともに、鍾乳洞の中に眠る財宝を発見。十兵衛と又十郎も鍾乳洞へ入っていきました。又十郎はあざみを倒し、十兵衛は多三郎を傷つけます。多三郎がはっていくと、浮月斎は「お前はわしの娘さえ守れなかった」と杖で打ち据えました。冷酷ですね
賀源太が夕姫に刃物を向けました。賀源太も浮月斎の家来だったなんて、ビックリ!又十郎が賀源太を倒し、夕姫を救出。火薬に火をつけました。十兵衛と浮月斎が対峙していると、爆発!いつの間にか外へ出て、対決が始まりました。十兵衛の刀が浮月斎にはじかれますが、十兵衛は無刀取りで浮月斎の刀を奪い、とどめを刺しました
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十兵衛は宗矩に、武芸帳を焼いた灰を見せ、夕姫は生きていると話し「これが俺のやり方」とニヤリと笑います。宗矩が「愚か者め!」と剣を抜き、十兵衛との戦いが始まりました。宗矩は倒されますが、病死として届けが出されます。又十郎と桔梗は無事に再会し、笑顔をみせました
7時間、実にみごたえがありました。柳生但馬守宗矩の言うことを素直に聞いていた柳生十兵衛が、夕姫と出会って疑問を持ち、成長していく姿が感動的でしたね!
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