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てっぱん 第15週 幻のランナー 第83回~第85回
あかり(瀧本美織)鉄平(森田直幸)が大阪へ帰ってくると、初音(富司純子)はうれしそうでした。田中荘のみんなでシチューを囲みます
お雑煮の話題になって、初音は白味噌、中岡(松尾諭)民男(前田航基)の和歌山は白味噌に三つ葉、滝沢(長田成哉)ははまぐり、笹井(神戸浩)はゆずの香りがしたと話しました。あかりがお澄ましと言うと、滝沢は「焼いた穴子が入っとったわ」と尾道へ行ったことを明かしてしまいます。みんな、あかりと滝沢の仲に注目(笑)
滝沢が氷を持って行くのを見て、あかりがひざが痛むか聞くと、滝沢は「寝酒や。寝られへんからな」とごまかします。テレビで応援するとあかりが言うと、滝沢は「尾道のお好み焼き、今度また焼いてくれ」と頼みました。素直になってきましたね
浜勝へ行くと、小夜子(川中美幸)がお土産をくれます。有馬温泉には、独身で暇を持て余してる女友達と言ったと聞かされ、神田(赤井英和)はほっとしてましたね。でも、有馬さんと打ち合わせに行くと聞いて落ち込みます。一方、あかりと滝沢が尾道へ会ったと聞いて、浜野(趙民和)もガックリです(笑)
鉄平は民男と作った滝沢を応援するポスターを店に貼りました。客の千代子と厚子にもアピールしてましたね。ところが練習していた滝沢がうずくまってしまいます
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あかりは仕事に身が入らず、神田が来ても笑顔を見せず、浜野の注文を間違ってしまいました。店が終わると、初音はあかりに「食べもんで商いするんやったら、何があっても真剣やないとあかん。食べもんにもお客さんにも失礼や。あんたにできることは、お好み焼きを焼くことや」と注意します
滝沢と根本が病院から戻ってきました。滝沢は疲労骨折で、2、3ヶ月で治るものの、ひざの痛みは消えないというのです
あかりは滝沢の部屋の前へ行き「お母ちゃんが言うんよ。『ちゃんと食べとればなんとかなる』あとおばあちゃんが言うとった。『夜が来たら寝るもんじゃ。嫌でも朝が来る』って。人の受け売りばっかりじゃね」とはげまし、おにぎりを置いていきました
翌朝、みんなが食事をしていると、足をひきずって来た滝沢が「すんません。応援してもろたのに」と謝ります。おにぎりの皿が空になったのを見て、あかりはちょっこし笑顔になりました
店のポスターをはずしていると、初音が「手伝おうか」とやってきますが、あかりは「大丈夫よ。うちにできるのは、いつものお好み焼き焼くことじゃ」と答えます。あかりは普段どおり仕事をこなそうとしてましたね
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あかりは初音と一緒に、はまぐりの入ったお雑煮を作ります。滝沢の故郷のお雑煮です。笹井が「運が開く開運ですね」と手を開き、あかりが「手伝っただけ」と言うと、滝沢は「そうやな。運がいるのはこれからや」と食べました
滝沢が出場するはずだった駅伝のTV中継が始まります。店でテレビを見ていた根本が「ええ走り見せられたはずやったんです」と残念そうに言うと、中岡は「挫折が人を強くすることもあるん違います」と話します。岩崎(柏原収史)が「ベートーヴェンもヘンデルも失意の底から傑作を生み出した。絶望しているとき人は光を求める」と言うと、笹井は「希望のあかりですね」とつぶやきました
あかりは、尾道で真知子が「あかりいう名前はね、ここから見える尾道の街のあかりがきれいじゃ。どのあかりも幸せに見えるね、いうてつけたんよ。船でも人でもみんなそういうあかりがあるけん。どこへ行ったらええか迷わんですむ。どんな人の未来にもそういうあかりがあって欲しい。そう願って祈ってつけてくれた名前なんよ」と話してくれたことを思い出します
鉄平が「豚玉、出前一丁」とお好み焼きを出すので、あかりが滝沢の所へ持って行きました。滝沢はイヤホンをしてラジオで駅伝を聞いてます。滝沢は「尾道名物おせっかい焼きか。ちょうど腹が減ってたわ」と食べて「俺には目えてたんけどな。自分が走ってたとこ。今の俺やったら行ける気がしてたんや。どっかのおせっかい焼きのせいや。そいつに一番見せたかったわ」と打ち明けました
あかりが「大丈夫。うちには見えとるよ」とはげますと、滝沢は泣きながら、お好み焼きをほうばります
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