田村勝弘（櫻井翔）は大野行政書士事務所を出て行ってしまったけど、やっぱり根っからの法律家だったんですね。弱い者の味方をする田村の正義感が熱いです。観ている方もジーンとしてしまいましたよ

杏（菊里ひかり）洸（太賀）に中華料理屋でバイトしているのを見つかってしまいます。杏は文句を言いますが、大先生・大野勇（中村雅俊）は聞こうとせず、住吉美寿々（堀北真希）もムダだと話しました。田村の落ち込みは相当ひどいようです

同じアパートの木元文子（大森暁美）が練炭自殺を図りました。意識を取り戻した木元は、１千万円を投資したが、解約しようとしたら百万円しか戻ってこないというのです。実は３ヶ月前、柿崎晴子（田丸麻紀）が紹介したレアメタル投資信託でした。マスコミに出ている経済アナリスト・大河内麻（紀江波杏子）が経営している会社が運営していたのです。最初は渋っていた田村でしたが、力を貸すことになります

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田村たちがインペリアルトラストという投資会社へ行くと、担当した銭鳥（田中幸太朗）が不在で、金好（村杉蝉之介）が対応してきました。木元が違約金について説明を受けていないので１千万円の返金を主張すると、金好は契約書に判子がついてあるので木元の問題だと反論してきます。田村が詐欺だと言うと、金好からは営業妨害で訴えると言い出し、木元は倒れてしまいました

東京法務局で投資会社について調べたり、一緒に投資した友達の契約書など証拠を集めます。ところが田村がいない間に、投資会社の人が来て百万を返しに来たというのです。田村たちが抗議に行くと、金好は異議申し立てをしないという書類に印鑑をもらったと反論してきます。裏面にひそかに書いてありました。ずるい！

田村は木元の友人たちの契約書を出してきて、解約金が戻らないと知ったら、警察や消費者センターにかけこみ、集団訴訟を起こし、マスコミにも告発する。集団訴訟なら弁護士費用は安くなり、社会問題になると話します。銭鳥と金好は押され気味。その様子を大河内がモニターで監視していました

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銭鳥と金好に、田村は喫茶店に呼び出されます。話をそらされていると思っていたら、突然に金好は自分の体を傷つけだし、銭鳥は暴力を受けたと回りの人に叫びました。田村は警察に逮捕されて、留置所に拘留されてしまいます

田村のことを知っていた警察官が、検備沢弁護士（浅野ゆう子）に話し、美寿々たちに伝わりました。大先生は「放っておけ」と言いますが、美寿々は「田村は法を捨ててなかったんです。１人で犯罪者集団と戦っているんですよ。私たちが助けなくて誰が助けるんですか」と食い下がります。重森（遠藤憲一）も「やつは俺たちにとって大バカ息子です。親がバカ息子を見捨てるわけにはいきません」と言うと、大先生は「就業時間は終わった。プライベートの時間に何をしようがしらん」と許してくれました

美寿々、重森、栄田（高橋克実）は接見室で田村と会います。罰金払って出たほうが得策では栄田が言うと、田村は「してもいない罪を認めろってことですか。なんで正しい方が罪に問われないといけないんですか！」とくやしがりました。すると重森は「お前は骨の髄まで法律家なんだよ。プー太郎やってようが、補助者やってようが、肩書きなんて関係ない。正しくないことは絶対に許さない。熱くなるその気持ちが法律家の魂だ！」と語ります。田村は「おれはやっぱり法律家として生きていきたいです」と話しました

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検備沢弁護士の力で警察が動き、現場検証が行われます。暴行事件の証拠品についていた指紋は、金好のものだけだったことがわかりました。金好と銭鳥は虚偽の傷害罪で訴えた虚偽告訴の容疑で逮捕されます。田村は釈放されました。危うく冤罪（えんざい）になるところでしたね

田村たちは、銭鳥が営業している映像を見せ、大河内に告訴する用意があるとせまります。大河内が狙いを聞くと、美寿々は木内の残金９００万円を返すなら、告訴しないでもいいと条件を出しました。すると大河内はお金を返し、告訴をしないという書面にサインを求めてきます。美寿々はあきれますが、田村は応じました。しかし田村は個人として告訴し、大河内は逮捕されます

大先生が許してくれ、田村は事務所に戻ることになりました。しかし大河内は起訴猶予に。大河内に凄腕の弁護士がついたのです。田村は「そいつは僕のおやじなんです」とつぶやきました。次回はいよいよ最終回です


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