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樅の木は残った 田村正和
田村正和が演じる原田甲斐は渋かったですね。しわがれた感じの声に雰囲気がありました。伊達兵部に従う甲斐が、いつ動くのかハラハラしました。宇乃(井上真央)との純粋な恋愛模様はきれいです。ラストの展開はあまりに衝撃的!

原田甲斐(田村正和)伊達安芸(伊東四朗)茂庭周防(小林稔侍)が霧の中、釣りをしながら話しています。伊達62万石を分割し30万石を伊達政宗の末子で一ノ関藩主・伊達兵部(笹野高史)に与える噂があるというのです。さらに老中筆頭・酒井雅楽頭(橋爪功)と密約がかわされているというのでした

伊達藩主・伊達綱宗(中村橋之助)は幕府から蟄居引退を申し渡されました。ちょっと吉原へ行っただけなのに、遊興が目に余るというのです。策略ですね。甲斐は、品川伊達藩下屋敷の綱宗へ面会に行きますが、門前払いされてしまいます。兵部は雅楽頭に、綱宗と吉原へ同行した家臣を討つと報告していました。宇乃(井上真央)は両親を君側の奸として殺され、甲斐の屋敷へ逃げ込みます。甲斐は「こちらへおいで。何も心配しなくていい」と手を差し伸べ、宇乃を抱きしめました。綱宗の嫡男の亀千代がわずか2歳で4代藩主となります



5年後、宇乃は仙台船岡館で甲斐の母・慶月院(草笛光子)と暮らしていました。甲斐がやってきて、宇乃を樅(もみ)の木のところへ連れて行きます。甲斐は子供の頃から山歩きをして樅の木を見るのが楽しみで、樅の木が何も言わないところが今でも好きだと話しました

伊東七十郎(山本耕史)がやってきます。七十郎は酒を飲みながら、甲斐を非難しました。甲斐が茂庭周防の妹である前の妻女と離縁し、兵部からすすめられた後妻をもらおうとしているのが気にいりません。さらに兵部が甲斐を国老にして懐柔しようとしていると怒ります。七十郎は「あなたは変った」と言うと、甲斐は「私は以前のままだ」と答えました。最後は七十郎はあきれます。塩沢丹三郎(戸谷公人)がプロポーズをしますが、宇乃は断りました。丹三郎は櫛を用意していたのに渡せませんでしたね

兵部から仙台本城(青葉城)へ呼び寄せられ、縁組について聞かれた甲斐は「お話をお受けしたします」と頭を下げました。国老就任の話は、江戸へ戻ってからと返事をします。兵部は雅楽頭に手紙で報告しました

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江戸へ到着した甲斐は、おくみ(床嶋佳子)のところへ行きます。横になる甲斐に、おくみがやってきました。再婚した甲斐に、おくみは焼いてみたくなったと話します。ちょっと大人っぽい場面ですね。突然に雅楽頭がやってきます。甲斐は雅楽頭と知って招き入れました。雅楽頭はどこかで会ったと言いますが、甲斐は浪人の八十島主計ととぼけます。雅楽頭が杯を取らすとすすめますが、甲斐は断りました。雅楽頭が帰った後で、おくみが「そばへ行ってもいいですか」と聞きますが、甲斐は「好きだから、このままでいたい。おくみを不幸にしたくない」と遠ざけます

兵部の領内にある金山の帰属について、議論が起きました。伊達安芸は伊達本藩に帰属すると主張しますが、甲斐は兵部に帰属すると反対します。評議が終わった後で、茂庭周防が「本心を知っておきたい」と問い詰めますが、甲斐は「あれが俺の本心だ」と答えました。兵部が障子の向こう側で聞き耳を立ててましたね(笑)

丹三郎が甲斐の手紙を、慶月院に持ってきました。国老に就任したという知らせです。宇乃あての手紙もありました。樅の木の下で「私はいつも宇乃のそばにいる。樅の木と同じように。どんなときも私は宇乃のそばにいる。それを忘れないでおくれ」と書いてある手紙をうれしそうに読んでいると、丹三郎がやってきます。宇乃が好きなのは甲斐だとわかり、丹三郎は櫛を投げ捨てました。丹三郎がちょっとかわいそう

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伊達藩下屋敷の前藩主・伊達綱宗を訪ねました。無念さを語り、助けを求める綱宗に、甲斐は「ご期待にはそえかねます」と答えます。怒った頭綱宗は、刀を甲斐に突きつけ「2度と顔は見とうわないわ」と叫びました

七十郎がやってきます。甲斐は自由な七十郎がうらやましいようですね。亀千代の毒殺の噂を教えてくれました。黒幕は兵部で、伊達藩を自分のものにしようという魂胆だというのです。甲斐は兵部とともに、国老就任のあいさつに、雅楽頭を訪ねました。今回は杯を受けましたね。雅楽頭がどこかで会ったことがあると言いますが、甲斐はまたとぼけます(笑)

丹三郎から亀千代の毒味役になると聞かされ、甲斐はビックリ!やがて茂庭周防が亡くなります。茂庭の見舞いにも葬儀にも行かなかった甲斐に、兵部は完全な信頼を抱きました。ある日、丹三郎が毒見をしていると、血をはいて倒れます。兵部は雅楽頭に知らせようとしますが、甲斐は兵部が公儀から取調べを受けるからと、食あたりと主張しました。丹三郎が死に、甲斐は悲しみを感じたようですが、動こうとしません。丹三郎があまりにかわいそう

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食あたりとして騒動にフタをしたことに怒り、七十郎は去っていきました。七十郎は兵部を暗殺しようとしますが失敗。捕らえられ打ち首となりました。おくみから「御前の身近だった人たちがまるで櫛の歯が欠けるようにいなくなってしまいました」と言われ、甲斐は涙を流します

伊達安芸が兵部の横暴を幕府に訴るため江戸へ発ったと聞いて、甲斐は兵部のところへ行き、安芸の上訴について証人として出るよう言われたと話しました。伊達藩を分割の密約が兵部と雅楽頭との間にあるか聞くと、兵部は認めます。甲斐は雅楽頭が密約どおり運ぶか疑問だと言い、雅楽頭直筆の文書をうまく受け取ります。兵部はもう完全に甲斐を信頼してますね

甲斐は慶月院にあいさつしてから、樅の木の下で宇乃と会いました。江戸でやることがあるという甲斐に、私も供をしたいと宇乃が言います。甲斐は「風が出てきたな。おいで」と両手を広げました。宇乃が近づくと、甲斐は「私はいつでもお前と一緒だ。こちらにいても江戸に行っても。私はいつも宇乃と一緒だ」と抱きしめます。甲斐に何かが起ると感じ宇乃は「死んでは嫌です」と心で叫びました

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江戸へ着いた甲斐は、おくみのところへ行きます。甲斐が「今夜はここにいなさい」と言うと、おくには「いいんですか?おそばにいて」と驚き、そっと肩を寄せ合いました。朝おきくが起きると、甲斐は出発した後です

1671年3月27日、雅楽頭の上屋敷で伊達騒動の幕府による評定が行われます。伊達藩から立会人として蜂谷、証人として古内、柴田外記、上訴人として伊達安芸、安芸に訴えられた兵部派から原田甲斐が召集されました

久世大和守(竜雷太)が甲斐に伊達兵部側の証言を聞きたいと言うと、雅楽頭がその必要はないと答えます。そして「伊達藩の内紛なので、公儀の手をわずらわせた大名は、お家断絶と定められている。伊達62万石は本日をもって断絶となる」と評定を終えようとしました。甲斐はそれを止め「伊達家国老として伊達藩廃絶の陰謀について申し上げます」と話を始めます。伊達家の内紛は「さるお方」が兵部をそそのかして起こしたもので、その目的は伊達藩の取りつぶしにあり、兵部はその捨石だと説明しました。甲斐は「さるお方」の処分を考えべきだと主張します。雅楽頭が証拠がないと言うと、甲斐は「さるお方」直筆の密約文書があるとほのめかし、伊達藩廃絶の撤回をせまりました

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評議は中断されます。安芸は甲斐に頭を下げ「このためだったのだな。この日のために心を鬼にして多くの者たちと袂(たもと)を分かち、そうとも気づかずこのわしは…」と謝りました。雅楽頭は家臣たちに「評定に出ている伊達藩の人間をすべて斬れ!原田甲斐の懐から密約文書を奪うのだ!」と命じます

柴田たちが斬られ、安芸も斬られました。異変を感じた甲斐がかけつけると、雅楽頭の家臣たちが襲ってきます。甲斐は傷つき倒れこみました。しかし甲斐の懐にあった文書は写しです。大和守がかけつけ「何ごとだ?これはどういうことだ!」と叫ぶと、息が絶え絶えとなった甲斐は「私です。3名はこの原田甲斐が討ち果たしましてござります。すべてはこの原田甲斐の、この乱心者のしわざ」と話します。大和守が密約について聞くと、甲斐は「私です。何もかも私が乱心してしでかしたことです」と答えました。伊達62万石を守るため、甲斐が犠牲になって密約を隠し、雅楽頭が伊達藩に手を出せないようにしたと、大和守は理解します。やがて甲斐は死んで行きました

伊達騒動は原田甲斐の乱心で終止符がうたれ、雅楽頭の責任が問われることもなく、伊達62万石も存続します。兵部は騒動の責任を取らされ、土佐高知へ流されました。原田家は取り潰しになり、女たちは他家へお預けになります。甲斐は宇乃に密約を預けていたんです。伊達家の安泰が正式に決まったら、樅の木の下で文箱(ふばこ)を燃やしてくれと頼んでいたのでした。宇乃が文箱を燃やし、小さな花を見つけると、甲斐が会いに来てくれましたね


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