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テレビ「ためしてガッテン 解明!あなたのかゆみが治らない本当の理由」を観ました。単なるかゆみだと思っていたら、かゆみにより発見される病気として、肝硬変、腎臓病、甲状腺異常、糖尿病があげられていて、ビックリ!さらに”かゆみ発生装置”が登場してビックリ!
(おもな内容)
・蚊にさされたなどのかゆみを抑える裏技は、他の部分を冷やす
・かゆみを起こす原因物質は、モルヒネ、βエンドルフィン
・内臓の病気があると、脳がβエンドルフィンをたくさん出し、かゆみ神経の先にある大きくなったβエンドルフィン受容体がそれを受け取り、信号が送られ、脳がかゆみを感じる
・乾燥肌徹底撃退法は、お風呂に入ったら体をこすって洗わない、お風呂上がりにすぐに保湿クリームを塗る、2週間以上つづける、の3つ
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(かゆみを抑える裏技!)
腕を蚊にわざと刺され、かゆくなる
→刺された反対側の腕(体中どこでもいい)を、凍らせた保冷材で冷やす
→かゆみがなくなる
→脳の中では、2つの刺激を受けるとパニックを起こす処理できなくなる
→脳の優先順位が決まっている
「痛い」>「熱い」>「冷たい」>・・・>「かゆい」
→「かゆい」は「冷たい」より優先順位がなかり低いので「かゆい」を感じなくなる
・かゆいところは炎症を起こしているので、かゆい部分を冷やすと気持ちいいが、はずすと、ぶりかえしもとの温度より高くなり、もっと痒くなる。まずかゆい所を冷やし、ある程度したら、他の部分を冷やす
・爪で刺激するのは、痛みを感じさせて、かゆみを感じなくさせる
(注意)かゆみが全身に出ている場合は、当てあまらない
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(かゆみを起こす原因物質・モルヒネ・βエンドルフィン)
・「モルヒネ」は痛みを抑えるためなどに使用される薬
・「βエンドルフィン」は、体内でたくさん作られていて「モルヒネ」と良く似た物質。「おいしいものを食べる」「熱いお風呂に入る」「長距離マラソンを走る」など快感を感じた時や、苦しみを和らげる必要がある時に脳で作られる「快楽物質」
(重い病気から来るかゆみの正体)
内臓が病気になると、異常を知らせる信号が脳へ伝わる
→脳は「体がピンチだ。ストレスで痛みを感じパニックになる」と判断
→快感物質・βエンドルフィンを多く分泌する
→異常を知らせる信号が脳に届かず、脳が安心する
→かゆみ神経の先にある、βエンドルフィン受容体が大きくなる
→βエンドルフィンを多く受け取る
→かゆみ神経が信号を脳に伝え、かゆみが襲ってくる。脳の中にもレセプターがあると考えられている
・場所が特定できない、皮膚に病変がないかゆみに、保湿クリーム、軟膏、抗ヒスタミン剤などのかゆみ止めを塗っても、1ヶ月以上も反応しないとき、全身病としてのかゆみを考える。かゆみを感じる人の1割ほど
・内臓の病気の症状が皮膚に表れるのをデルマドロームと言う。皮膚科では、特別な症状があった場合、内臓に病気があることを考える。特別な病気があると判断された場合、内科などで調べてもらう
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(乾燥肌徹底撃退法)
(1)お風呂に入ったら体をこすって洗わない
(2)お風呂上がりにすぐに保湿クリームを塗る
(3)これを、2週間以上つづける
(かゆくなる仕組み)
乾燥肌になると肌の表面をおおう細胞の水分が抜ける
→細胞と細胞の間にすき間ができる
→外からの刺激が入りやすくなり、かゆみ神経が刺激されやすくなる
→あかすりタオルや手でかくと、バリアが薄くなる
→かゆみ神経が伸びてしまって、かゆみを感じる
→(1)~(3)をすると皮膚が再生する。再生したときにできる「セマフォリン3A」というタンパク質が、神経繊維の成長を抑えてくれる
(注意)症状の度合いによっては長期間かかる場合があり、アトピー性皮膚炎など皮膚に疾患のある方は医師に相談してください、と注意が表示されてました